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どうも、こんにちは。
シリーズ前回に引き続きまして、今回も「初閻魔(はつえんま)」の話です。
1月16日と7月16日は、
地獄の閻魔(えんま、ゑんま)王の休日であり、「閻魔賽日(えんまさいじつ)」、「十王詣(じゅうおうもうで)」とも言われるそうです。
この日は地獄の釜の蓋も開いて、地獄の鬼も亡者も休める日だとされています。
また、昔の商家に居たという丁稚や女中といった奉公人は、この2日だけ休むことができたと言われています。これを「藪入り」とも言ったそうです。
(※現在からしたら、一年にたった2日しか休日が無いとは、何というブラック労働かとも思いましたが)
そのうち、1月16日を「初閻魔(ゑんま)」というそうです。
京都市内の閻魔王を祀る寺や、(地獄で閻魔王の補佐をしていたと伝えられる)超人・小野篁(おののたかむら)ゆかりの寺では、それぞれ面白い祭事が行われます。
今回は、本シリーズでも何度か紹介(※
第29回や
第570回など)しました古刹、
六道珍皇寺もそのうちのひとつです。