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どうも、こんにちは。
今回は、この夏にも何度か訪れた奈良公園の光景を。
まずは
近鉄奈良線「近鉄奈良」駅から。
奈良市を訪れる時私は、だいたいここからスタートします。
東大寺や
奈良国立博物館などのある奈良公園まで歩いて行けるからです。奈良公園の鹿や風景をゆっくりと眺めながら。
駅から東へ。
その道中でも多くの鹿に出くわします。
しばらく歩きますと、
奈良国立博物館へと到着します。
ここ
奈良国立博物館には、ちょくちょく足を運んでいます。
ここでは面白い、興味深い展覧会がいくつも開催されているからです。
昨年5月頃の「信貴山縁起絵巻展」とか、昨年秋の「正倉院展」とか。
今回は今月(2017年9月)3日まで開催されていた「源信」展を訪れました。
この「源信」展、私は7月と9月と2回訪れました。
「源信」とは、
『京都妖怪探訪』第494回でも紹介しました羅刹谷の伝承など、説話や伝承などでも有名な高僧です。
しかし源信最大の功績と言えば、
『往生要集』を著し、現在までの日本人が持つ「地獄」や「極楽」の世界観やイメージを形作ったこと、さらに後世の仏教(浄土宗や焦土真宗など)にも大きな影響を与えたことでしょうか。
さらにこの影響から、仏画、仏像、地獄絵、極楽絵、
来迎(らいごう)図などの仏教美術なども生まれ、そうした仏具や美術品なども生まれました。
「源信」展では、そうした美術品や、源信関連の古文書や経典なども多数展示され、非常に興味深く拝見できました。
『京都妖怪探訪』シリーズなどで、源信関連の話もとりあげたいと思いましたが、記事にしてないネタや、未発表の写真画像のストックがまだまだ大量にありますので、果たしてそれはいつのことになるのか……?(苦笑)
博物館前の広場や店の前などにも、いつも多くの鹿が居ます。
これは今年の初夏頃の光景。
あまりに暑さに池に飛び込んだ鹿も。
ところで博物館前の土産物屋さんの店先にはいつも(或いは私が訪れている時だけ?)、観光客の買う鹿せんべいを狙っているかのような鹿が必ず居ます。
こいつに遭ったのは7月でしたが、その時は私が買ったばかりの鹿せんべいひと束をひったくるようにしてくわえ、地面に落ちた全部を一匹で全部食べてしまいましたよ(苦笑)。
確か、昨年11月「正倉院展」の時も。
今月はじめに訪れた時も。
ちなみに写真のこいつは、私の持つ鹿せんべいを食べようとして、スボンを舐めてきたりしましたよ(笑)。
博物館前から東へ。
東大寺の南大門、大仏殿前参道前の交差点を目指します。
東大寺には昨年11月「正倉院展」の時に訪れましたが、そこはいずれまた紹介したいと思います(※
『京都妖怪探訪』シリーズで‘
『信貴山縁起絵巻』の舞台を巡る’特別編をやろうかと構想中)。
今回、この交差点を訪れたのは別の目的です。
その時、交差点の辺りで鹿の親子連れに出会いました。
この鹿の親子。
子鹿が勝手に動き回ったり、駄々をこねるかのような仕草をしたりして、お母さん鹿がちょっと難儀している。
まるである友人の母娘みたいだと思って観ていましたが。
今回ももしかしたら、あの親子と再会できるかもしれない。根拠はありませんが、何となくそんな気がしました。
それで今回もその交差点の辺りを訪れたら……居ました。
私には鹿の個体識別とかできないので、本当にこの親子が、あの時の親子と本当に同じなのかどうかは、わからないのですが。
それでも、また会えたような、そんなうれしい気持ちにもなりました。
次回もう一回、奈良公園の鹿を観て回ります。
今回はここまで。
また次回。
*
『京都妖怪探訪』シリーズもよろしく。
