どうも、こんにちは。
今回も、今年の
祇園祭の記事です。
今回から祇園祭の「還幸祭(かんこうさい)」の様子をお届けします。
祇園祭と言えばまず、山鉾巡行をイメージする人も多いと思いますが、山鉾巡行より重要な神事があります。それが17日の山鉾巡行・前祭に行われる「神幸祭」と、24日の山鉾巡行・後祭の後に行われる「還幸祭」です。
前者は、祭神(スサノオ=牛頭天王、クシナダ姫、八柱の御子神)を載せた神輿が八坂神社から京都市内を巡行し、「御旅所(おたびしょ)」と呼ばれる場所へと行きます。「御旅所」に1週間、神輿(神様)に滞在してもらった後、京都市内を巡行して八坂神社に帰ってもらうのが、後者の「還幸祭」です。
今年は都合が悪く、神幸祭と山鉾巡行には行けませんでしたが、還幸祭を観ることは出来ました。
「還幸祭」は、京都・四条寺町にある御旅所から出発しますが、今年は出発からの様子を撮ることが出来ませんでした。
ただ2011年祇園祭で、御旅所からの出発する様子を取材し、
シリーズ第124回と
第125回で紹介しています。
また
シリーズ第126回で、四条烏丸付近にある「大政所御旅所(おおまんどころおたびしょ)」に神輿が立ち寄る様子をお届けしています。
今回は「還幸祭」の巡行で、神輿が
「神泉苑」に立ち寄った時の様子をお届けします。
「神泉苑」は、
シリーズ第223回や
第392回など、本シリーズでも何度も取り上げてきました。ほぼ平安京遷都当時から存在するという古い歴史を持ち、妖怪や竜神、超人などの多くの不思議な伝説が遺されている神秘の庭園でもあります。
また、祇園祭とも深い関係があるのです。