京都・平安京の中心だった場所と言えば、天皇の居た御所です。
その京都御所の中にも、魔所と呼ばれるスポットが存在します。
今回本シリーズでは、そんな御所内のスポットのひとつを紹介します。
それが、京都御所の北東の角に位置する「猿ヶ辻」です。
御所のこの場所には、3つの奇妙な点が見られます。
まず、北東の角と塀とがそこだけ内側に凹んでいます。
2番目に、塀の屋根瓦の下に、烏帽子をかぶって御幣を担いだ猿の彫刻が刻まれています。
そして、その猿の彫刻に金網が被せられています。
これはどういうことか?
この猿は、御所の鬼門(一般に最も不吉とされている北東の方角)を守護するために置かれたと伝えられています。
また、「この猿が夜中に動いていたずらをするために金網を被せた」などという噂も昔からあるそうです。
京都の中心ともいうべき御所の中に存在するそんな怪しげな場所を、『京都妖怪探訪』シリーズでも是非ともとりあげなければならない。
もう思い立って、今回取り上げました。
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まずはいつもの通り、アクセスの話からしましょう。