シリーズ前回の続きで、京都の妖怪絵師にして妖怪伝道師の葛城トオル氏による講座です。
鬼門。
主に北東の方角を指し、鬼やあらゆる災厄がその方角からやってくると言われています。
現代でもその鬼門を信じ、鬼門からやってくる災厄を防ぐ「鬼門封じ」を行っている人たちが現代でもたくさん居ます。
近代的なビルが建ち並ぶ現代の京都にも、そんな鬼門封じが行われている建物があります。
それは古い建物だけではありません。
近代的なビルの中にも、そうした鬼門封じが行われているところがあります。
そのひとつが、京都の四条河原町に建つ
「京都マルイ」(旧阪急百貨店)です。
主に若者向けの店舗として有名です。
旧阪急百貨店の時からですが、ここはいつも多くの人々が行き交い、デートなどの待ち合わせ場所などに使われることでも知られる場所でもあります。
そんな非常に現代的な建物に、鬼門と鬼門封じがあるというのです。
妖怪研究家でもある葛城トオル氏に、京都マルイにて、現代京都に残る鬼門と鬼門封じについて教えていただきました。