2009/2/1

女流名人位戦 次の一手  将棋いろいろ

大盤解説会には付き物の、「次の一手」のイベント。
今回も参加棋士(対局者を含め)の色紙や、非売品の「関根名人」の扇子などなど。
景品も、この規模の解説会にしては充実していたと思う。
では、その問題とはどんなものだったのか?
全3問を、ここで紹介しましょう。

( 問題1 )

先手・矢内女流名人の手番。

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( 問題2 )

次も、先手・矢内女流名人の手番

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( 問題3 )

またまた、先手・矢内名人の手番

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矢内女流名人になったつもりで、考えて下さい。

ちなみに、(問題1)は正解者・多数で景品は抽選(私はハズレ)。
(問題2)は正解者は1人だけ、(問題3)は正解者ゼロで景品は抽選。

答えはマスコミ報道を待てない人(笑)は、こちらでどうぞ 

                           報知新聞のホームページ
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2009/2/1

第35期女流名人位戦第2局  将棋いろいろ

今回は、久々の将棋講座以外の更新です(肝心の講座も滞っていますが・苦笑)。

本日は棋友のお誘いで、野田市にある「関根金次郎名人記念館」に行ってきました。
・・・というのも、本日そこで「第35期アルゼ杯女流名人位戦第2局」が行われ
現地で大盤解説会も行われるからです。

「矢内理絵子女流名人」対「清水市代女流王将」

という、現在の女流棋界の黄金カードが行われるとあっては
ミーハーの私としては、黙ってはいられないというもの(大笑)。

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ここが会場となった関根名人記念館のある、野田市「いちいのホール」


今回の大盤解説会は、事前申し込みによる抽選を当選した100名前後の人々だけ
ということでしたが、申し込み無しで来場した人達にも機転を利かして
別室でも解説会をおこなっていたようでした。
ただ申し込み組(?)には特典があり、次の一手のイベント参加権や
更に事前抽選で、対局再開後(昼食休憩後)の対局室での観戦権と
タダの割には盛りだくさん。
対局室の観戦権は私は当たっていなかったのだが、主催側の配慮か
申し込み組は全員、対局室で観戦が許された。
更に、写真撮影は禁止であったが、ダメもとで主催者に聞いてみると
一枚だけという条件で、撮影を許可してもらった(私だけ・嬉)。

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ただ、残念なのは許可が下りると思っていなくて、慌てて撮ったので綺麗に撮れなかった(涙)。


大盤解説には、立会人「真田圭一七段」「古河彩子女流二段」のご夫妻。
また「青野照市九段」「谷川治恵女流四段」「伊藤明日香女流1級」「早水千紗女流二段」を始め、読売新聞社の西條耕一氏などが行った。
その他には、カメラマンと化していた上田初美女流二段(たぶん?)の姿も見られた。

肝心の将棋の内容は真田七段曰く、「170手に及ぶ大熱戦」ということで
形勢が二転三転どころか、指す度にコロコロ変わる女流将棋の象徴のような
内容でした。

まあ、私的には将棋の内容よりも、「生観戦」と次の一手の景品の「色紙」ゲットの方が
重要で(笑)、これだけでも遠くまで足を運んだ甲斐があったというものだ。
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2008/5/19

幻の一手  将棋いろいろ

何事にも常日頃の鍛錬というものは必要でして、これを怠っていると
ここぞという時に、大失敗をしてしまうものです。
例え、それがどんな簡単なものでも・・・。
今日はそんなお話。

昨日は数か月ぶりに重い腰を上げて、将棋大会に行ってきました。
渡辺竜王の竜王位4連覇記念大会を兼ねた、アマ竜王戦千葉県予選です。
ここ数年、千葉県のアマ大会(予選等)は、柏で行われており
柏将棋センターの方々が、スムーズに運営されていました。
しかし、今年は場所も船橋に代わり、津田沼センターの方々が運営していたようです。
そして、どうも運営慣れをしていないようで、予想外の大入りとはいえ
受付がスムーズに行かず、開始時間も大幅に遅れてしまいました。
しかもルール説明なども不十分で、ハッキリ云ってしまえば「グズグズ」でした。
ハッキリとした事情は知りませんが、柏センターの火事が原因で
運営陣が変わったのかもしれません。
運営経験が豊富な方が陣頭指揮をとるとか、柏の方々に運営のアドバイスをもらうとか
色々手はあったはずです。
私の時も、前日申し込みが必要との事だったので、電話で申し込みをしたところ
当日には申込みの形跡がなく、また一からの申し込みだったし・・・。
(柏の時はそのような事はなかった)
運営もボランティアでやってくれているのでしょうから、あまりキツイ事は云えませんが
もう少しシュミレーションをして、スムーズに事を運んで欲しかったですね。

さて話は変わりますが、大会の形式はというと、スイス式の4回戦だったと思うんだけど
あまり、よく覚えてないんですよねぇ・・・(笑)。
とりあえず1回戦は、自分の方から積極的に動き、相手のミスに乗じて快勝。
2回戦は、1回戦の時に傍で指していた小学生?(だと思う)が相手。
彼は乱戦を好むようで、私との対戦でも初手から乱戦含みに指してきます。
私も乱戦は望むところで、敵が玉形を堅く囲っている間に
攻撃体制を整えて、薄い玉形で攻撃を仕掛けました。
心境は、「一捻りにしてやる」と云ったところである(笑)。
そして戦況は私の描いていた通りに進み、残り時間を使って
フィニッシュの構図を考えていた。

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後手の私が△6八成桂を考慮中に、持ち時間がなくなった。
そして、ここから「魔の秒読み」が・・・。
△6八成桂には、▲同金の一手と思っていた。
しかし、その手には、△9六角 という詰将棋のような絶妙手を発見していた。
ところが相手の指した手は、▲同飛
一瞬、頭の中が真っ白になった。
しかし、容赦なく秒読みは続く・・・。
そして、この瞬間だけ△9六角の存在が頭から消えてしまったのだ。
秒読みに急かされるように私が指したのは、一目詰まない△8六銀だった。
納得がいかないまま追い回したが、案の定敵玉は詰まず、負けとなってしまった。
カーッとなっていくのが、自分でもよくわかったのだが
負けが確定した直後に△9六角の存在を思い出し、更に頭に血が上った。

そうなのである。
▲同飛と取られても、△9六角で詰んでいるのである。

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常日頃、鍛錬をしていないと、こういう時に手が見えなくなるのである(涙)。
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2008/3/7

虎は死して皮を残し、人は死して名を残す  将棋いろいろ

「虎は死して皮を残し、人は死して名を残す」という諺がある。
名を残すような偉業を成した人ならばいいが、我々のように平々凡々とした人間には
到底、無理な話であろう(苦笑)。
今日は、そんな名を残す人のお話。

昨年の11月24日、一人の棋士がこの世を旅立った。

「真部一男(まなべ かずお)九段 (享年55歳)」

デビュー当時は、その端正なマスクから「棋界のプリンス」と呼ばれ
女性ファンが多数いたと聞く。
また自分の名のついた戦法(真部流三間飛車)を持ち、棋戦の優勝経験も持っている。
ある時、原因不明の奇病に悩まされ、病と闘いながらも現役を続けた。
死の間際まで対局をしていた。
絶局は、10月30日のC級2組の順位戦。
総手数は、僅かに33手。
下図はその投了図であるが、まだ駒すらぶつかっていないのだ。
事情を知らない私は、投了図を見て何かの間違いだと思っていた。

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真部九段は後手なのだが、後日の本人の言葉が物凄いインパクトであった。

「ここで後手が優勢になる手を発見していたが、その手を指すと
 相手が長考に沈むことになる。その長考には耐えられないと思い投了した。」


確かに後手の「次の一手」によって、形勢を有利に運ぶことが出来るのだが
あえて指さなかったというのだ。
棋士は棋譜を残すことで、初めてその存在を誇示出来るのだが
それを拒否するとは、やはり我々とは違う存在なのである。

では、その「次の一手」は日の目を見ることは無いのであろうか?
ドラマは、まだ続くのである。

11月27日のことである。
真部九段が亡くなった3日後、やはりC級2組の順位戦が行われていた。
そこでは21面の盤を挟んで、42名の棋士が大事な一戦を戦っていた。
その中の一つ、「村山慈明四段」「大内延介九段」の将棋の33手目が
上の投了図と、全く同じなのだ。
勿論、両名は真部九段の絶局の詳細を、知らないで指している。
そして34手目、大内九段は真部九段が指したかった「次の一手」を指した。

△4二角

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一見、狙いがわからないが、次に△9二香 〜 △9一飛が実現すると
端の突破が確実となり、一方的になるという寸法だ。

なんてドラマチックな結末なんだろう。
死後もドラマを残していくなんて、流石「棋界のプリンス」であり、格好良過ぎである。
果たして、我々もこのように「名を残す」事が出来るのであろうか?
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2008/1/31

詰将棋のヒント  将棋いろいろ

物事のヒントは、ヒョンなところにある。
それをモノに出来るか出来ないかは、その人自身にかかっていると
云ってもいいだろう。
そのヒントを見事に膨らませ、商売に応用し大儲けをしている人達を見ると
益々、その感は強くなる。
私は商売に関しては、その手の嗅覚が優れていないので
お金に縁がないのは、仕方ないのかもしれない(苦笑)。
今日はそんなお話。

私は毎月HPに自作詰将棋を載せている関係上、売れっ子作家並みに
締め切りの恐怖を感じている(笑)。
詰将棋作家と呼ばれる人は、作品を作る時にはテーマ(構想)を持って
取り掛かるようだが、私の場合はふと浮かんだ局面を元に作っていくので
ほとんど行き当たりばったりのようなものだ。
だから、その「ふと」が浮かばないと、全く作品が出来ないというわけだ。
実戦を参考にするという手もあるが、中々作品に流用出来るような
都合のいい局面に出喰わすケースは少ない。
しかし先日、ようやくそんな局面に遭遇。
早速、来月用の詰将棋に流用した(今月は期日に間に合った、ホッ!)。

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これが私(先手)の実戦で現れた局面で、タネを明かすと
ココで▲5五角と捨て駒をすれば簡単に詰んでいた。
しかし私は後手の罠に気付かず▲3四金と指してしまい
以下 △同玉 ▲3二飛成 △3三角 でギョッとなってしまった。

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普通なら、この逆王手で逆転負けしているところだ。
しかし実戦は幸いにも後手玉が詰んでいたので、追っかけ回して詰ますことが出来た。
これを参考に9手詰めの双玉詰将棋に仕上げたので、明日のHPでご覧下さい。

HP「三瓶でぇすの駒音」


ちなみに、下の図はその問題から派生した別の問題です。

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コチラも9手詰め
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