2007/5/23

古き良き時代  将棋いろいろ

昔は現在みたいに分刻みで忙しなく生活することもなく、ほのぼのしていた。
こう云うと、まるで私が年老いた人間で昔を回顧しているようだが
残念ながら人生の半分くらいのハナタレ小僧である(苦笑)。
勿論、分刻みの生活と引き換えに、今の進化した生活を送らせて貰っている
訳なので、あまり文句を云えた義理でもない。
今日はそんなお話。

進化と云えば、将棋の世界も年々進化している。
手を読む時の考え方から、手筋・戦法など、常に新しいものが出て来ている。
仮に今の知識を持ったアマ強豪が数十年昔の世界にタイムスリップして
トッププロと対局したならば、充分通用してしまうのではないかと思えるほどである。
まぁ、これに関しては私の意見なので、異論はあると思いますが・・・。

将棋自体は進化している現在の方が面白いとしても、昔の文献を読んだり
逸話を聞いたりすると、棋士の個性や将棋界の存在は断然昔の方が面白い。
時代はやはり木村・升田・大山の時代が、一番豊富ではなかろうか。
この時代だとゴミハエ論争とか陣屋事件とかが有名だが
ちょっとマイナーなお話を紹介したいと思う。

これは「将棋世界」2月号、「棋界のトリビア」というコーナーで
紹介されていた話である。
「ガス漏れ」の話がメインであったが、私としてはコチラの補足の話のほうが
印象が強いので、コチラを書くことにしよう。

今から50年近く前の話である。
今でこそ編入試験やらで「奨励会」の存在はクローズアップされているが
その当時でも「奨励会」というものはあった。
・・・が若干、今と制度が違っていた。
将棋界も今みたいに大所帯ではなく、また「奨励会」に所属する棋士の卵も
例外ではなかった。
昔も今も変わっていないのはプロ棋士の対局を記録する「記録係」
「奨励会員」が担当することである。
また対局の持ち時間も今よりも長く、終局する(感想戦を含めて)のが
朝方になることもあったそうである。
しかし「記録係」となる「奨励会員」が少ない現状では
次の対局をそのまま引き続き記録することもあったそうだ。

当然、眠くて眠くてしょうがない。

記録を取りながら、つい居眠りをしてしまったそうだ。
すると対局者の先生が

「指すよ〜」

と大声で教えてくれた。

「君、よく寝てたねぇ」

と云われたので事情を説明すると、その先生は同情してくれて

「今から2時間ほど考えるから、隣の部屋で寝てなさい」
「指す時に起こしてあげるから」


と云われたそうだ。

勿論、当事者の先生の人柄も素晴らしいが、まだこういう雰囲気が
残っていた時代なのであろう。
実にほのぼのとする、いいお話ではないか?

現在では、絶対考えられないお話である。
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2007/5/23  23:13

 

この詰将棋を解いた人はコメントください☆ ところで、この本↓はとりあえず基本的 



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