昨日の午後からの風が残り、荒れ模様の予報でした。ですが、生徒の登下校時間はさいわいにも雨はなく、強めの風だけでした。ですが、時折パラッと強い雨も降るので、降られた人は雨を選んで移動した感じになりますね。午後になると、さすがに雨雲がかかり、南風に乗りたたきつけるように窓ガラスに水滴です。
試験ですので、ラグビーからは遠ざかります。別の話題です。私が休みに、美術館巡りをしていることは、以前から書いています。そのときに感じたことです。日本画の展覧会に出かけた際のことです。タイトルが目にとまります。「松間飛瀑」や「烟雨」というタイトルは、その絵の内容をよく物語るものです。さらに気になったのが、その下にある英訳です。さすがにこの漢字による世界観を表現したものにはなっていませんでした。漢字で書かれてはいますが、中国語の世界よりも、十分に日本語の世界を表す表現です。日本画は紙面全体に描かれることのないものも多く、雨に煙る世界を、描かないことで表現してあり、かすんだものが見事に表現されます。そしてタイトルもまたその世界を十分に伝えるものです。日本語の想像力はすばらしいと、改めて考えた次第です。

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