今日も私が学校に着いた時間にはほぼ風は吹いていなかったのです。それが生徒の登校時間になると、急にピュッと吹き始めました。昼間はまたまた冷たい北風です。
例年なら熊谷で県大会です。この風の中で記録用紙を書くのは、さぞかし難儀だっただろうなぁと想像していました。そして予定では明日は地区の練習会でしたが、これもまた他校との合同練習もできないわけですから、延期となっています。4地区対抗の実施の有無で、今後を決めていくことになります。
さてルーティンの話題です。この言葉で、ラグビーといって真っ先に頭に思い浮かぶのは、おそらく「五郎丸ポーズ」ですよね。1995年のイングランド大会で、世界3位の南アフリカから歴史的勝利を挙げて、ラグビーが脚光を浴びて、彼のコンバージョンのポーズが有名になりました。ただあのポーズだって、イングランドを世界一に導いたウィルキンソンが元祖ともいえます。あのポーズをすることで、ゴールに正対できること、体が開かずに意識できることになります。ゴールキッカーは、それぞれに独自のルーティンを持ちます。ボールを据えてから、後ろに下がる際にリズムがあったり、さらにはそこから横に移動するのも決まった歩数だったりします。そうすることで自分のリズムを保ち、メンタルもコントロールするのです。
スポーツ選手にとって、ルーティンはメンタルを調えるために大切な儀式ともいえるかもしれません。表現を変えれば、どこか験担ぎ的な要素も含まれます。体を動かすのは、心です。メンタルを強くすることには価値があるのです。ですから、自分が調うためのルーティンを持つことは悪いことではありません。深呼吸一つでも、調うときには調うものです。

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