ピンチヒッター

　昨日からの爆弾低気圧の影響で、北日本から北海道はこの時期としては異例の大雪となっていますね。なんだか極端な天気があります。夏と冬があって、春と秋がなくなるのではと心配されるほどです。季節の情緒が感じにくくなっています。埼玉は朝の冷え込みはともかくとして、昼間は風もなく小春日和が続きました。
　この時期の短縮授業は、クラブにとってはプラスです。クラブの開始が３０分早くなるからです。日没が３０分以上も早いことを考えると、貴重な３０分といえそうです。
　部員数と練習時間はそれなりの相関関係があります。人数が少なければ、同じ時間でも運動量は増します。ですから、人数が少ないということは、同じ練習量を求めるのであれば、時間は短くなります。この時期、それはそれで有効だといえます。いたずらに練習時間が長いことが、スキルアップにつながるわけではありませんからね。
　相手をつけてのスクラムやラインアウトができませんから、スクラムマシンは重要なアイテムです。新しいマシンの購入も模索していますが、費用の面で学校と相談中です。そんな中、今のマシンで対応するため、１列の肩が当たる面のパッドを新調しました。新しいものは嬉しいのでしょうね。早速、着けてスクラムを組んでみました。これを大切にするための対応をコウタに話したところです。とにかく用具を大切にする姿勢を身につけてほしいと願っています。

　朝はやや不安定な空模様でした。昼間は小春日和になり、午後になると北風が吹いてくるめまぐるしい一日になりましたね。北日本では低気圧が急速に発達して、荒れ模様のようです。そろそろ冬将軍が降臨するようです。
　今日は埼玉県民の日です。県民の日で休みになるのは、小学校から高校の学生と学校関係者くらいで、世の中は通常なのでしょうね。本校は停電のために、原則としては校内への立ち入りができません。クラブをやろうにも、停電だと最近はトイレも使えなくなるのですよね。そんなわけで、遠征しました。合同練習です。私は電車で移動したのですが、東武動物公園で下りる子どもたちが大勢いました。
　合同練習をお願いするにしても、こちらはとにかくギリギリです。カイトとソウタをケガで欠き、ポジションをなんとか埋めている現状です。そのため特にフォワードにはあまり過度の要求はできません。ほとんど練習ができていないからです。この状況は続くのですから、一人が一つのポジションしかできないというわけにはいきません。フロントも、ロックもできる３列が必要になりそうです。
　スクラムはすべて組み勝てたわけではなく、ターンオーバーを許したものもありました。フッキングの精度も含めて、これからになりますね。ラインアウトに関しては、ほぼ制圧することに成功しましたね。防御の基本は伝えました。こちらはノットストレートなどのイージーなミスをなくせば、安定できるはずです。そしてそこからのモールに関しても、現段階としては及第点をあげられそうです。どんな相手にでも、今日のような長いモールが組めるようになれば、自由分に武器になりそうです。
　バックスは、とにかくナマイからのハイパントが、今年の武器になる可能性を秘めています。まだまだ飛距離の安定しない点がありますが、これも経験を積んで精度が増せば、確実に相手には脅威になるはずです。この時期にあれだけのパントが上げられるハーフは、いつぶりでしょう…というくらいに、将来を期待させるものがあります。それからオオツカの２トライも好材料ですね。ハヤトに注目が集まるでしょうから、そこからオオツカにつなげることができて、勝負できることで選択肢が一つ増えることになります。
　１年生はずいぶんと自覚を持って、できることを必死にやっています。２年生は各自の持ち味を存分にいかせるようになって来ています。試合らしくなってきました。やはり経験は大切ですね。

　一日不安定な天気でしたね。西の空は明るいのですが、越谷ではポツポツ来ていました。それほど強く降ることも、そして長く降ることもないのですが、だからこそ予期せず雨に濡れたりしましたね。気温も上がりませんでしたから、冷たい、文字通りの時雨でした。正にこの時期ならではの雨でした。
　明日は大嘗祭ですね。天皇一代で一度しか行わない行事でもあります。前回が３０年前でしたから、高校生たちはもちろん生まれる前です。こうしたものになかなか関心の目が向けられませんが、ハロウィーンなどのイベントよりもずっと日本においては重要なのですよね。日本について知る機会ととらえてみましょう。
　この知る努力っ、学ぶものにはとても大切で、この姿勢一つでいくらでも成長できるのですが、これまた日本の学生は教えてもらうことがあまりに当たり前になりすぎて、努力の必要性を感じていません。学びたくても学べない人も大勢います。学ぶ機会のある人は、その機会を大切にしましょう。ラグビーも同じです。練習のための練習では試合では活きません。練習からしっかり学び、身につけましょう。ラグビーのルール、プレイ、動き方など、まだまだ知らないことがたくさんあるはずです。このときにはどうするのだろう、そのときになって慌てるのではなく、試合観戦などを通じて、様々な場面を想像できるようになってください。
　そんなわけで、年明けのトップリーグのスチューデントシートの確認をしています。開幕戦となる１月１２日の熊谷での試合になります。見て、学びましょう。

　朝晩の冷え込みに加えて、今日は北風が冷たく感じました。木枯らし一号にまでは強くなりませんでしたが、気づけば晩秋から初冬にさしかかっていますね。浅間山あたりも初冠雪などと聞くと、いよいよ…という感じです。とにかく４時半過ぎには、太陽も西の空に早くも沈んでしまいます。練習効率を上げていかないと、あっという間に暗くなり、ボールに触れる時間がどんどん短くなります。
　昼休みはミーティングに費やしました。面談期間中の短縮授業ですが、さすがに休み時間の短縮はないために、先日の試合を見て話し合いです。とにかくこれがうちのスタイルですから、充実したミーティングを期待しています。ここでしっかりとした議論と、目線のすりあわせがなければ、どんなに練習を積んでいっても、試合ではバラバラになってしまいます。試合の振り返りをしながら、フォワードはフォワードの立場で、バックスはバックスの立場でどうあるべきかを確認しながら、最後にはチームでどのように方向付けるのか、それを全員が共有し実践して、初めて自分たちのチームのスタイルと色が出てくるのです。始めたばかりですから、ミーティングそのものもまだまだきっと一部の選手が話すのでしょうが、みんなが参加してこそのミーティングです。経験の浅い選手こそ、積極的に自分はどうすべきだっのかをビデオを見ながら検証して、先輩たちに確認してみるといいでしょう。分からなかったり、悩んでいるよりも、聞いて解決する方が早いですからね。充実したミーティングを期待しています。

　今朝は風雨の強い時間帯に学校に向かいました。学校近くの街路樹は、風で一気に赤く色づいた桜の葉を落としていました。ですが、学校に着いてしばらくしたら西の空は明るく、すでに雨は上がっています。なんだったのだろうというくらい、朝までの限定的な雨でしたね。その後は日も射すのですが、一日空気は冷たいままで、昨日とのギャップに苦しみました。
　昨日は午後からトップリーグの下の組織であるトップイーストの試合に向かいました。あくまでもレフリーをコーチングに出かけたのですが、完全にチームサイドからはマッチオフィシャルに間違えられて、入れ替えなどの申告も私にしてくるため、それにもお付き合いしていました。試合後はファンサービスが充実していました。両チームのキャプテンから挨拶があり、写真撮影に気軽に応じただけでなく、グランドにも招いて体験会まで行っていました。流れを逃したくないという関係者の気持ちが伝わるものでした。
　毎年、うちの地区の交流会を３月の最後の土曜日に行っていました。もちろん今年も日程には入れていたのですが、毎年行っていた高校向けのクリニックが、トップリーグのさなかのためトップリーガーが呼べそうにないことや、予算面で県協会の協力が難しいことなどもあり、やや暗礁に乗り上げています。前述の通り関心は高いので、この流れを逃したくないよねと地区の先生方と話してはいるのですが、いまだ打開策が見いだせず…です。地区の高校生の練習会と抱き合わせで検討中だったりもします。
　ワールドカップが終わり、トップリーグは年明けの開幕ですが、大学ラグビーが再開になりましたね。帝京が早稲田に敗れ、同志社が京産大に敗れるというニュースが伝わってきました。秩父宮にはずいぶんと人が入っていたようですが、神戸はメインだけでも空席があり、すべてで継続的に人が集うわけでもなさそうです。人を増やす努力はまだまだ必要のようです。高校ラグビーも大分では波乱があったり、全国への切符を賭けて佳境に入っています。埼玉も土曜日には王者が決まります。結果的には第１シードと第２シードとの対戦になりました。