雨の予報でしたが、引き飛ばしました。と勝手に、晴れ男ぶりです。今日は登校指導と、下校指導の両方の当番になりました。どちらも、他の先生が都合が悪いための代打です。久しぶりにこのブログのタイトルのだいだです。このブログ、そもそも私が産休の先生の代だの時に、出していたクラス通信が元になっています。だから「ピンチヒッター」です。今日も代打な一日でした。
というのも、担任が不在で進路相談やら、調査書の追加発行やら、そんなことも代打だったからです。電話の向こうで泣いている受験生を、容赦なく叱咤する私は、担任よりも冷たいのでしょうが、泣くのはすべてが終わってからだというのが、進路主任時代からの持論ですから、今でもそれを譲る気持ちはないのです。冷たいかもしれませんが、同情しているよりも、もっともっと前に目を向かせる方が大事なのです。それが私の仕事です。
今日は国公立大学の前期試験です。なのに、朝から中央線が止まっています。このことがどれだけ受験生心理に影響を与えたかを考えると、胸が痛みます。不動心は大切ですが、それを持てる受験生は多くはありません。だからこそ万全の条件で臨んでほしかったですね。我が学年も、ユウタを始めとして勝負に出かけました。結果はともかくとして、悔いのない戦いができたかが気になるところです。合否は、実はその先なのです。よい勝負ができたことを信じています。それが今日、この日の価値です。
そして今年も我が家のベランダのシクラメンが咲きました。中学一期生の、野球部の保護者からいただいたものですから、かれこれ12年になります。この緑の葉の下には無数のつぼみがあります。我が家では春を告げる花になっています。手のかかるものではありませんが、気をつけているのは、夏場に確実に葉を落とすことですね。それを経なければ、花をつけることはないのです。物事には熟成の時期が必要です。それがいつなのか、それぞれでしょうが、それぞれの開花と、実りに期待をするばかりです。それが私の仕事の醍醐味です。子どもたちがいつ花開くのか、いつ実りを迎えるのか、分かりません。それでもそれを信じて待つ、それが私の仕事なのです。待つことが難しくなっている時代だからこそ、私は待つことを大切にやってきましたし、これからも待てるだけ待つ人でありたいのです。


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