何、何…という感じですね。関東甲信は、梅雨明けだそうです。もちろん6月に明けるのは、観測史上初です。夏の水不足が心配になりますね。しかも今日もとにかく強く、湿った南風でした。グランドで体育をしているにはよかったようですが、窓の外からこの季節に不似合いな風切り音が聞こえてきました。梅雨のないはずの北海道で、長雨です。異状気象という表現になるのですかね…
さてサッカーのワールドカップ、日本代表が予選リーグ突破を決めました。勝率で並んだセネガルに、フェアプレイで勝ったという新しい勝ち上がり方です。イエローカードの枚数で、優先順位が決まるわけです。難癖をつけるわけではありませんが、カードの基準って、得点ほどには明確ではなく、印象的な面や、主観的な側面があるだけに、同じくルールに携わる者としては「そうなんだ…」と考え込んだりもしています。
さらに日本代表の最後の戦い方にも、サポーターとしてはもやもやが消えないと伝えられます。無理せずに、現状維持というプレイスタイルが、大げさにいえばスポーツマンシップに照らし合わせて、どうなのだろうという理屈です。ここには常に賛否が存在します。個人的にはどちらにも与しません。ですが、そうしたことが可能なスポーツがサッカーだと、特に応援する人たちは理解すべきなのかもしれません。しかもこれはサッカーだからできることで、他のスポーツに一般化することは不可能でしょう。ラグビーでいえば、ラックやモールを繰り返して、時間を消化するとしても数分のレベルです。しかもそうしたことも大きなリスクを背負っています。ボールを維持しようとしたプレイが、注意しないと反則になることも十分にあるからです。夕べのようにボールを回して、しかも相手もそこに必要以上にはプレッシャーをかけないという状況は、やはりラグビーでは考えられないのです。
批判は想定内だったと、私は考えています。それでも決勝トーナメントに進むことの方が、優先順位が戦ったのです。それを非難する日本人は、さすがにいないでしょう。他力本願でも、結果と実を取ったわけです。サッカーのように、もともと点数の動かないスポーツであれば、同点狙いや、負けても最少失点なら問題ないと考えるのは無理ないことです。私はそう理解しています。多くが決勝トーナメントに進んだことを称賛する姿勢から見ても。この判断は正しいものだといえるでしょうね。もちろん自力で、が望まれるのですが、決勝トーナメント進出することを優先することは致し方なしとしてあげてほしいのです。ここが成長過程の教育的なスポーツと、国を背負ったスポーツとの差なのかもしれません。
決勝トーナメントの相手は、さらに強化されます。以前に対戦したデータは、まったく役に立たないでしょうね。どうなるのかは、分かりません。ですが、ここからが本当の勝負なのでしょうね。来週に期待しましょう。

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