秋の深まりと表現したい風景なのですが、季節は冬の風情なのですよね。銀杏が黄色く色づき、その落ち葉のジュータンです。銀杏が色づかずに、葉を落とすこともあるため、今年の色づきは風情です。ハラハラと落ちる葉…寂しいですが、それが季節の移ろいというものです。
さて私は早寝早起きが身についてしまったため、今朝もちょうど起床時間に合わせるような、キックオフでした。それでもいつもよりは学校に赴く時間がゆっくりなこともあり、前半は何となく布団の中で見ていたのですが、試合展開はそんな落ち着いたものではありませんでしたね。地上波での中継もあり、そこで再三紹介があったように、どこからでも取ってくる力のあるチームです。ターンオーバーからピンチを招くこともありました。ただ防御の責任感と、相手のピンチも重なり、流れを渡さずに試合は進んでいきます。観ていた方はお分かりのように、自力は相手が上です。だからこそ防御の意識を落としては、うまくいきません。その意味で、最後の最後まで粘り強かったわけです。
勝つチャンスを逃したと考えるか、同点に持ち込んだことを評価するのかは、それぞれの判断でしょう。評価は常に他人がするものですから、放っておいてもよいわけです。泥臭く、とにかく挑戦を続けたことが、次の扉を開けるのです。それは私たちの挑戦と重なるのです。いつも一見、無謀とも思える挑戦を私たちはやってきて、これからもやり通すのです。それがもっとも私たちらしく、その意味で勇気をもらった一戦となりましたね。ジャパンは組織力に長けていないかぎり、上位を目指すことはできません。個の力では及ばないものを、組織として、つまり点ではうまくいかないものでも面になれば機能するわけです。そこに活路を見出しましょう。


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