まだまだ湿度が低いために、不快な暑さにはならずにすんでいます。それでも月が変われば、雨の季節を迎え、じっとりと肌にまとわりつく暑さになるのでしょうね。だからこそこの時期のさわやかな暑さを満喫してみましょう。
学校は金曜日の体育祭に向けて、クラスの練習が佳境を迎えています。そのため駅前のバス指導も、この時期は楽になります。生徒全体の駅到着が早く、バスにも速やかに乗り込みます。そんなものですね、イベント好きのうちの生徒です。
さて先週末の試合ですが、結果としてもっとも点差の開いた試合になりました。それは対戦相手との相性の問題であったと考えるべき結果です。そう考えると、次戦の相手はうちのもっとも苦手とする戦術のチームであることを自覚せねばなりません。その感覚は大切です。ただこれまでも先輩たちは、その苦手意識を克服して上位に食い込んできました。とにかく成長するチームこそが、力のあるチームなのです。
次戦の相手に関しての評価は難しいところがあります。前回大会でうちが勝利したチームに、負けているという好材料と、これまで公式戦での勝利がないことに加えて、新人戦の最終戦で敗れた相手だと悪条件です。ここに部員たちの本気度が問われる一戦になりそうな気配があるわけです。たとえばネギの代は、早本のモンタにかき回されて、まさかのシード落ちという屈辱を味わいました。一方でシュンヤの代は、新人戦で完敗した相手に勝利して、初の第6シードで、秋を迎えました。うちは、どうしてもこの大会で結果を求められるわけです。
ここから先は、スキル(技術)よりも、メンタル(精神)の問題になってきそうな気がします。スキルを支えるのは、メンタルです。精神面が充実していなければ、勝てるはずもありません。端的にいえば、本気で勝ちたいか、という問いです。そしてそのために残された時間を使えるかもいえるわけです。それはいつも話すとおり、ラグビーボールを持っている時間の問題ではなく、すべての時間が裏切らないということです。
私としては、ここに賭ける気持ちがあるために、リスクばかりが頭をよぎります。とてもともて学校の置かれている状況からして、勝てるとは思えないのです。手厳しい反省があるからです。本気であるなら、部員一人ひとりが緊張感を失わずに、週末を迎えられるか、そうした本気さが試される一戦になりそうです。
私の怖さ、理解してもらえますかね…むずかしいのですかね。部員の中に、どうにかなるという楽観ほど、怖いものはないのです。それだけは肝に銘じて、週末に備えてください。私がいえる唯一のアドバイスかもしれません。

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