朝はまだ細かな雨が残っていました。厚い雲が垂れ込めていましたが、それも時間の問題でした。日射しが戻りました。それでも空気はまだひんやりとしています。
そんな中、4時間目に避難訓練です。粛々と移動し、グランドでの集合完了時間はこれまでよりもグッと短縮されました。真剣味も違います。6年前を体験した私たちとしては、この姿勢は好感が持てます。こういう姿勢、大切です。
私は言葉と文字とを意識して使い分けています。ここは文字の世界ですから、後々まで残ることを意識して書きます。その意味で覚悟して書きます。誤解が生ずることは、極力避けねばなりません。文字は客観性を持って書かれる必要があると考えるのです。ツイッターなどで軽率な発言が炎上するのは、そういうものな気がします。
一方でしゃべる言葉は、文字のようには残りません。映像や音声を残せば別ですが、それを例外とすれば、言葉は残らないと考えます。では言葉は何を残すのかと問われれば、多くは熱を伝えるものだと答えます。だからこそ言葉と、文字は意識して使い分ける必要があるのです。
私もそんな言葉で勝負する人間の一人です。この仕事は、それが必要です。だからこそ軽はずみな言葉で、自分の信頼を損ねること避けねばなりません。だからこそそんな人が国の舵取りの要職にすることに違和感を覚えます。しかもその彼の失言を、マスコミの責任に転嫁しようという姿勢にも辟易します。とこんなことを書いてはいけないのでしょうが、あまりに残念で仕方ないもので…
ただこうした逆境を逆手に取るように、潮目を変えた東北人の気概に感服もするのです。そうなのです、逆境を力に変えられる人が本物です。私も、部員も本物でありたいものです。気持ちだけは、負けるわけにはいきません。逆境を力に変えて、共に前に進むことを誓うのです。

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