結果はお知らせしたとおりです。このチームの最多失点でした。今日の敗戦もまた評価は分かれるところでしょう。
ということで、たとえば…です。今のチーム事情を考えると、大健闘だという意見です。年明けから4戦目です。スタートメンバーはほぼ固定ですが、固定せざるを得ないくらいチーム事情に余裕はありません。ですから、今日の試合をやりきったという評価ができます。この県大会は、毎年うちのようにチームに余裕がない場合には、初戦を突破すると死のロードともいわれるわけです。試合ごとに消耗するからです。ですから経験を財産とするのか、続く試合が消耗戦と考えるのか、難しい評価になります。
今日も最後までよく戦ったと褒められることを望んでいないと、私は勝手に部員の気持ちを思い測っています。勝敗はともかくとして、自分たちらしかったのか、チャレンジャーとして挑戦ができたのかと問えば、あまり威勢の良い答えは返ってこない気がします。局面でみんなが必死であったことは、認めます。それを不満には思いません。個々としては、経験という意味で意義深い試合でした。ただチームとしては、あまりにもろくやられ、チャンスを自らでつぶしてしまうような試合展開でしたね。相手がどうこう以上に、自滅に近い試合となりました。それが相手のプレッシャーなのか、自らの疲れからなのか、それはもう少し冷静に分析をしなければなりませんが、とにかく完敗でしたね。
それでもここから学ぶことはたくさんありそうです。これまでなかったプレッシャーを感じたはずです。もう一段、上を目指すのであれば、このプレッシャーに立ち向かわねばなりません。つまり今日の敗戦は、新たな成長の芽でもあるのです。この時期にこの芽を確認できたことは、みんなが意識して育ててくれれば、敗戦こそがチームの力となることの証明になるはずです。敗戦から学ぶことは実に多く、だからこそ負けることは問題ではないのです。これからも成長の芽を見据えられるチームであってください。
しんどいですが、来週まで試合が続きます。今日の反省が、次に活かされることを願っています。お疲れさまでした。

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