冷たい北風が吹き荒れる会場でした。午前中には風もおさまる予報でしたが、そんなこともありませんでした。北というよりも、西からのためグランド状況からして、とにかくインゴールからインゴールに向かって吹きますから、試合に影響します。
前半は風下です。ですから耐えることになるわけです。それでも攻める時間が多く、最初に得点できました。このペースならと、ちょっと安心したのですが、失点もアッサリしたものです。どうにもまだ我慢比べができる時期でも、レベルでもないようです。いわゆるノーガードの撃ち合いの様相です。いわゆる一進一退の攻防をしながら、点数が動く展開です。それでも一つリードして、折り返せたのが結果的にはすべてでしょう。
後半、風上ですから精神的なアドバンテージがあります。それでもそんなに上手な試合展開ではないのは、まだまだ経験を積む必要があるとのメッセージでしょう。それでも自陣のスクラムからショートサイドの右展開で、ハーフからスタンド、ウイングでフィニッシュまで持って行けるだけのこのレベルでの決定力は大きな好材料です。経験が少なく、体ができあがっていない中でのこの結果は、うちのチーム事情を考えたら十分に及第点ですね。今は結果が、みんなの力と自信になる時期です。
正直に申し上げるのなら、一つ目で負けても仕方ないと考えてもいたのです。それほどにこのチームでの経験値が少なすぎて、心許ないのです。しかし良い意味で、私たちの期待を裏切っての決勝進出です。あっぱれです。もちろん反省点は山ほどですが、今はそれ自体が伸びしろと考えられます。結果が出ることで、経験不足は伸びしろに変換されるのです。かなり都合の良い発想ですが、そういうものなのです。楽しみと言い換えてもいいでしょう。決勝の相手は、ここ数年、とにかく目標にしていた相手です。かなり強敵ですから、苦戦は必至です。どこまで食らいついていけるかが、このチームの将来を占う一戦となりそうですね。前を向いてやれる相手です。小さな失敗に拘泥することなく、挑戦しましょうね。みんなのおかけで、良い年越しができます。感謝しています。年明け、またよろしくお願いします。
そして保護者のみなさまにおかれましても、本日も寒風吹きすさぶ中、ありがとうございました。今年一年、ありがとうございました。新チームは順調に成長してくれています。これからもよろしくお願いいたします。

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