秋の深まりを象徴するのが紅葉なのですが、紅葉というと色をイメージしますね。今年は加えて、久しぶりに黄色も見られます。今年ほど銀杏がきれいに色づいているのは久しぶりな気がします。この時期の楽しみとしたいですね。
さて久しぶりに3年生が何人か、参加してくれました。この効果は絶大です。まずは声かけから違います。上級生からなんとなくきつい言葉が飛び交うのが、ここのところの流れなのですが、3年生たちはもう少し余裕のある声がけができます。こうしたところを意識して、学んでほしいものです。
さらにプレイはもっと学ぶべきものがありましたね。タッチフットで秀逸のプレイは、やはり3年生です。圧巻だったのは、順目、順目でいったあとに、スペースがあると見るや、一気に逆サイドに駆け込んで、本当に優しいパスがラストパスになり、トライまで陥れるプレイです。この一連のプレイをカワサキとオノジでやります。なんといってもラストパスが優しいのです。
パスって、ラグビーにとって生命線ですよね。このパスが、投げる方の原理で考えられている気がします。しかしパスはやはり受ける側の気持ちでありたいですよね。強いパス、きついパスは、受ける側本意ではないはずです。つねづねサクライ先生か話すように、パスは愛情です。だって味方に出すのですから。ネットスポーツのように、相手に取れないものを出すのではないのです。パスにもっと愛情を込めましょう。どんなパスが愛情であるのか、カワサキのバスが教えてくれたはずです。あのパスをみんなで盗みましょう。あのパス一つでも、先輩の偉大さが実感されたはずです。今日のようにチャンスを逃さないでください。今ならみんなも吸収できるはずです。先輩たちの引退前には当たり前だったものが、自分たちにとってはとても高いハードルであることに気づいているはずです。だとすれば、こうした機会に盗むべきですし、積極的に教わるべきです。うまくなるための必須条件です。

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