今日は穏やかな南風も吹き、まさに春本番の陽気となりました。桜の開花もこれで一気に進みそうです。本音はもう少し開花が抑えられる気温で、来月の入学式まで粘ってくれることを願っています。
今日は練習試合でした。当初は早稲田本庄との予定だったのですが、ここに春日部と鷲宮が加わり、4チームでのその意味では賑やかな試合となりました。
練習試合で大切なのは、試合の勝ち負けではなく、自分たちがどのような課題を持って試合に臨み、それがどれほど達成されたかです。その点で、うちのチームはどうだったのでしょう。ケガ人などもいて、ポジションをいじっている最中ですから、うまくいかないことの一つひとつをあれこれいうつもりはありませんが、あまりに安易なミスからリズムを崩して、トライまで持って行かれる場面を見ていると、問題はそんなところにはないようです。試合に臨む気持ちも問われそうですよ。試合中になかなかいい声が聞かれないのも気になります。試合中に先輩が後輩に厳しい声をかけても、いい結果は生まれません。互いを批判し合うような声がけでは、チームの成長は止まってしまいますよ。その点もみんなで見直してみてください。
さて昨年はオノジがこの時期に入院することになりました。今日はカイシュウが病院に行かねばならない状況です。そして救急車も来てもらう事態もありました。ラグビーにおいてケガは付きもので、不可避ではありますが、それでも避けねばならないケガかありますし、避けられるケガもあります。相手に対する恐怖心は、ケガを招き入れます。自分の体を投げ出すようなプレイも、ケガを誘発するだけです。高校生であるあなたは、将来のある有望な若者です。その若者の将来を、ケガによって奪われてはならないのです。そうならないためにも、きちんと練習の意図を理解して体を張るプレイを身につけ、自らの恐怖心を克服して、ケガの少ない選手にならねばなりません。そうした個の集合がチームなのです。そうしたチームが安定した強さを兼ね備えるのは、想像できますよね。チームのためにも、ケガの少ない選手になりましょう。

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