天気は下り坂の予報です。朝からあまり気温が上がらないと、朝の予報では告げられていたのですが、午前中は思いの外晴れ間も見られ、相変わらず中学棟の4階はこの時期でもクーラーをいれたいほどの熱気です。
さて熊谷では準決勝が行われているのですが、どうしても授業を抜けられず係を他の先生に半ば押しつける形で、出向きませんでした。本音はここが一番おもしろいとの思いと、もう一つ熊谷に行きたかった理由があったのです。中学生の駅伝の県大会が、向かいの陸上競技場で開催され、うちも男子が初めて県大会の切符を手に入れたのです。3年生が5人に、2年生が1人の編成です。昨日、急遽臨時の学年集会を行い、にわか壮行会を行い、彼らの力強い決意を聞かせてもらいました。普段は口べたな生徒が、「全力を出し切ってきます」とハッキリとした言葉を、学年の生徒の前で堂々と述べている姿に、成長を感じました。
そして今日、だいぶ健闘してくれたようです。70チームある中で、23位という結果でした。初めての県大会としては上々との報告でした。駅伝は、陸上部だけで構成されるわけではなく、スポーツテストの結果に基づいて選抜されるのです。ですから陸上部のほか、テニス部、野球部、サッカー部がメンバーに加わりました。地区大会を2位だったことは、満足というよりも悔しさの方がメンバーには強かったようで、県大会に向けて朝練に励むなど、まさに精進しました。その成果もあり、地区大会で敗れた相手よりも順位で上回ったというのですから、すばらしいですよね。地区大会に向けて準備しなかったわけではありません。ただその準備が意識も含めて、甘かったことを地区大会で知るわけです。幸運だったのは、その結果を次につなげるための機会に恵まれたことです。そしてそこで見事に前回の反省を活かしたのです。
まさに「練習は裏切らない」ですよね。自分たちの伸びしろを信じて、仲間同士切磋琢磨をして、今日の晴れの舞台を走りきってくれました。うちのチームもまだまだ始まったばかりです。練習は嘘をつきません。練習でできないことが、試合でできることはありません。練習の質を上げることが、チームを強くすることに直結します。練習は裏切らない、を合い言葉に、練習の向上を図ってください。

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