神無月の最終日です。今夜遅くにみんな戻るのでしょうね。明日からは神様が定位置について、年末に向かうのでしょう。来年は神在月のカレンダーで過ごしてみようかなと考えていたりしています。
さて本来なら朝から熊谷にいなければならなかったのですが、授業がどうしても動かないというので、かなりワガママを言って授業をしてから向かうことを許されました。かなりのワガママです。それを許されることに、感謝です。
ここまでは知っている世界です。だからこそ緊張も分かります。挑戦する側も、それを受けて立つ側も、特別な思いで今日を迎えます。挑戦者としては、今までとは異なる挑戦をしなければ勝利はありませんから、そこに覚悟が必要です。一方で上位シードもまたプレッシャーがかかります。勝つべき試合ではありますが、絶対ではありません。実に難しいのです。それでも3試合目までは順当にAシードが勝ち上がりました。
第4試合、第2シードと第7シードの対戦ですから、番狂わせは難しいと考えるのが一般的です。それでも夏を越えて、チームは一変しているのも事実です。力差は僅差でしたが、上位シードに勝機がなかったわけではないと、思うわけです。昨年に引き続き、各地区の専門委員長でこの4試合の解説を担当しました。私は前述のワガママ故に、この番狂わせの試合の解説をさせていただきました。
個の力は明らかに昌平が上です。特にセンターの川上の切れ味は傑出しています。ただその後がつながらず、結果として得点になりません。そんな中、組織力では浦和が上回ります。互いに決して規律が整って、反則をしないチームではありませんが、それでも勝負所で力を発揮したのが浦和です。相手陣で粘り強くフェイズを重ね、結果として反則をさそい、マイボールラインアウトからモールという、自分たちのリズムに持ち込みました。
昌平の敗戦は、地区にとってショックです。この大会のベスト4には、自動的に新人戦の県大会の出場権が与えられます。それを逃したため、昌平は地区大会から駆け上がらねばなりません。地区としては、それなりにショックです。枠が一つ増える減るは、うちのようなチームにはシビアに響きます。

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