気持ちが上がらない天候ですよね。残暑の影響がないから、パフォーマンスとしては言い訳のつかない状況です。しかも公式戦はこのくらいの雨であれば、確実に実施ですから、雨での戦い方という意味でも今日の試合が予定通りにできることは意義深いわけです。
実はこの一年、拮抗する相手との接戦に関しては粘り強さを発揮できるのですが、上位校になると、アッサリと防御が寸断され失点を繰り返します。それが課題といえば課題なのですが、これがなかなか難しい課題でもあります。とにかく個のタックルのスキルを鍛えねばなりません。それがかなりハッキリと露呈した一戦になりました。
相手は8年ぶりに関東大会の出場を決めた強豪です。うちが一つ勝てれば、同等の相手と対戦することを考えると、ここでどこまで通用するのか確認したい一戦でした。ところが前述の上位校との課題がそのまま当てはまる、なんとも意気消沈する一戦となってしまいました。
みんなに確認したいのは、戦う姿勢を全面に出して、やりきれたかという点です。局面では懸命にやっていましたが、そうではないはずです。相手の良いところを出させた時点で、うちの負けです。だって相手の方がもともと強いのですから。ですから本気で戦うためには、もっともっと挑戦して、相手の良いところを摘むようなプレイが期待されるのですが、残念ながらそういう勇気あるプレイは、あの時間にただの一度も見られませんでした。それがとにかく残念でなりません。すべて相手の間合い、相手のリズムでやりました。それでは強い相手を慌てさせることなどできません。キックオフもノックオンしても、相手に飛ばされても、挑戦してボールに向かわねば、相手にプレッシャーをかけることはできません。
すべてのプレイがそうでした。挑戦をしなかったのです。これまでと同じ気持ちと姿勢で、ベスト4チームと向き合ったのです。それが通用しないことだけは証明されました。さてここからどうするか、です。悔しい気持ちは、もちろん持っているはずですが、それをどのように具現化するかです。もう時間はありません。覚悟を決めて、本気で体を張ることを覚えねば壁は越えられないでしょう。今日の試合を見ていても、まだまだ甘さが見られます。妥協的な面も多々あります。自分の基準ではなく、チーム全体を基準にした場合に、自分のしていることは合っているのかを確認する必要があるメンバーがいます。それは学年を問わずです。3年生だから使うなんて思わないでください。今日だって戦えない、妥協的な3年生がいたではありませんか。勝ちたいのです。それならば勝つためにすべてを擲てるメンバーにジャージを与えます。それは忘れずにいたください。誰とは敢えていいません、自分で分かっているはずです。ここで歯を食いしばれなかったら終わりです。
さて、ここからどうするか、ここにうちの底力を見たいと願うのは、私の勝手な願いでしょうか。みんなの底力を信じたい、私がいます。

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