本当なら昨日と、今日とで比較するとハッキリしたかもしれません。下の画像は、昨日の午前中です。これは今日にはしっかり花開いています。グランドの桜は三分咲きです。今日で三分咲きですから、私としては少し心配です。入学式はちょうど一週間後です。そこでへんな期待をするわけです、花冷えです。それで咲きかけのつぼみが踏みとどまれば、もつかもしれませんからね。都内は満開宣言が出ましたから、あとはいかに長持ちさせるかにかかっているわけです。私がハラハラしたところで、自然に対して何ができるわけではないのですが、せっかくですから入学式に桜という風情にしたいのです。
さて改めて昨日の試合について、です。対戦相手は個性派揃いの、実は実力ありではないかというチームです。伸び伸びプレイさせてしまうと、やっかいな相手です。実は地区の3位の力があったのではという声もあったため、今回のコーディネイトとなったわけです。結果からは、とりあえず3位として県大会に出場したことは間違いなかったと証明されました。
それでも昨日の試合、チームとしてはずいぶんといじったこともあり、ちぐはぐでした。これに関しては、まだまだ発展途上ということで不安定さを容認しましょう。ケンがフォワードにまわりました。個人的にはこれは当たりだと考えています。ケンがどう考えているかは、これからのことですが、チームの中でどう活かされるかは、実は本人の思いと異なることが少なくないのです。たとえばメサキです。高校ではフルバックでしたが、オール埼玉でもフォワードとして登録されますし、ご存じの通り大学では当たり前のようにフォワードです。さらに遡るとマツ先輩です。本人は草加高校出身の松田選手に憧れてフルバックを希望しましたが、フランカーにコンバートしたからメキメキと頭角を現すのです。その意味でもケンがフォワードとして新境地を目指すのも、今のチームの中では「あり」かなと感じています。
そしていつもより早く、デビューしたメンバーがいます。基本的には中学からラグビーをしているメンバーもケガの危険がないことを確認して、夏合宿くらいから練習試合に出るのですが、今回は特別といえば特別です。というよりも高校生が少し責任感がないともいえます。まだ中2、4月から中3の二人をバックスで使いました。ポジションの問題は、次回ゆっくり書きますが、バックスで素人を使う場合はウイングです。シンタロウとリクです。二人とも緊張感がみなぎります。シンタロウは前半が終わってリクと入れ替え、私の元に呼びました。本人と話しても、緊張したとのこです。そうなのです、どんな試合にせよ、最初に試合に出た日と、最初のトライを挙げた日は決して忘れないのです。最初の一歩は、常に胸に刻まれます。それは私も同じです。試合に出た日、トライを挙げられた日、それは特別な日です。昨日、そんな特別な日を迎えた二人がいます。おそらくここから練習の姿勢が変わるはずです。だって、試合に出たらそれまでの自分の甘さが身にしみたのですからね。デビュー戦の気持ちを忘れずに、練習に励みましょう。


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