今日は一日、学校を離れて研修でした。この研修を受けておかないと、校内はともかく学外ではラグビーの指導者として携われません。4年に一度の研修です。ラグビー協会がそうした指導者育成用のプログラムを立ち上げて、およそ10年になります。
実のところ私は秩父宮ラグビー場で別の研修の案内もありました。そちらには義務はなく、県内は義務があるため選択の余地はありませんでした。どちらがいい悪いは別として、とにかく私たちも日々、研鑽を積む必要があることだけはハッキリしています。
今の指導者研修は冒頭に必ず体罰撲滅から始まります。スポーツの世界から体罰をなくそうとの流れは否定しません。強い言葉なく、子どもたちのパフォーマンスを最大限に発揮させるだけのノウハウがあるのなら、それを実践するだけの価値はあります。現場がそうしたモチベーションの高い選手だけであれば、それで十分でしょう。残念ながら、現場はそれほど甘いものではありません。だから暴言や体罰があるとはいいませんが、それでもモチベーションのバラバラな集団をそろえるための特効薬があるわけではありません。さてどうするべきかは、常に悩むところです。情熱と厳しさのせめぎ合いをこれからも続けることになります。
そんなわけで私たちも日々勉強をしています。指導にこれでいいという答えというのか、頂点があるわけではなく、常に今を見つめながら対応することが求められています。だからこそ部員には学びの姿勢を崩さずにいてほしいのです。そろそろ何かを身につけるには難しい年代の私でも学びの姿勢を崩せないのですから、将来あるみんなはまだまだいくらでも吸収できるはずですからね。学ぶ姿勢を失わずにいてくださいね。

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