先週、メサキから連絡がありました。クラブがあるかというものでしたが、試験前だと伝えても来校するというので、何かあるのかなと思っていました。
金曜日の午後にやってきました。ちょっとはにかみながら、「U−20に呼ばれました」というのです。耳を疑うような告白です。オール埼玉には残してもらえましたが、控えでした。筑波に進学しても、やはり控えでした。ただここにはちょっとした差があり、それは3年生だったときと1年生であることの差です。無名校出身とはいえ、とにかく筑波大学で、つまりは大学の二番手の控えなのです。しかも1年生です。そこが評価のポイントなのかもしれません。ジュニアの帝京戦以来、足首は不安を抱えたままではありますが、それでもパフォーマンスにはそれほど影響はありません。というのが、本人の弁です。それを信じましょう。
今週末からセレクションがあるようです。残れるかどうかを語れる立場にはないので、とにかく応援するしかありません。それでも筑波という大学2位のチームの控えとはいえ、1年生ということが評価されました。ここまで来られた彼の努力と、それを手にするだけのチャンスをものにする強さが実を結んだ形です。それが彼の魅力ですし、強みです。卒業生の活躍は、後輩たちの励みになるのは間違いありません。だからこそこれからの活躍に期待していますが、それ以上に彼が彼らしくいてくれることがそれ以上の望みです。

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