夏が終わりますね。といっても、しばらくは暑い日が続きそうですが、それでも夏休み最後の練習試合です。この夏の仕上げとしては、ここでイメージ通りの試合をしておきたいところです。
伊奈学園のグランドです。ここに城西川越、草加が加わり、鼎戦です。チームカラーも、ある意味では相性も異なるチームとの対戦はありがたいことです。ただここでもたつきたくないとの本音はあったはずです。ところが現実は厳しいものがありました。
城西戦は互いに決定的な場面を作れず引き分けて、伊奈学戦は苦しみながらもバックスのサインプレイがはまり勝てました。ところが草加戦は、またもや辛酸をなめることになります。相手陣深くに攻め込みながら、ミスから一気にトライまで持ってこられて、ノーサイドです。これが公式戦で、同点のノータイムだった時を考えても不安です。外にはスペースがあるのですが、ウイングもフルバックもそこを攻めきる自信はないというのです。だとすれば、外ではなく近場でキーマンだけで取り切らねばならないというわけです。だとすれば、相手としてはこんなに簡単な相手はいません。だって、外では勝負してこないのですからね。攻めての固定されたチームの防御ほど簡単なものはないですよね。キーマンだけ押さえておけば、それですむのですからね。その意味で今のうちのオプションの少なさは、上位を目指すにはあまりに情けない状況です。
もっとパスのできた場面があったはずです。ところが自分が持ちすぎたために、スペースも、人数も活かせなかった場面がいくつもあります。もっともっとパスをつなぐことに意識を高めるべきでしょうね。一人が持つ時間が長くなれば、相手との間合いは詰まっていきます。パスをつなぎながら、次のペースをどのように活かすかを考えるべきです。
タックルとパス、ラグビーはこれに尽きますよね。そして今のうちにもっとも欠けているものも、これですね。そのことを自覚して、どうすべきかを考えねばなりません。

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