いつも話すことですが、ラグビーは前に進みながら、ボールを後ろに投げるわけですから声をかけねばうまくいきません。つまり声の出ることは、ラガーマンとしては必須な条件なのです。ただこの条件をクリアしている選手はそれほど多くないのも事実です。
日頃、ボールや接点から遠い選手ほど、周囲に状況を知らせる声や、ディフェンスを詰めるのか、追い込むのかの指示をすることを求めています。ウイングやフルバックの仕事の半分はそうした声だともいえるのです。
昨日のような練習会では、いつも一緒に練習しているメンバーとは異なりますから、特にそうしたコミュニケーションが重要です。ところが多くはいつもと違うことで、遠慮して声が出ません。
過去には声が大きくて、元気だからこそ選ばれた先輩たちがいます。声も立派なプレイなのです。昨日の練習会で、2年生でそれができたのはカリームですね。特にウイングに入ってからは、外から声をかけて内のプレイヤーをサポートしていました。フルヤも要所要所では声が聞こえました。コバはもっと元気があってもいいのにというのが、私の思いです。コバはもっともっと元気にみんなを鼓舞できるはずですからね。サーカとコスギは忠実に自分のすべきことはやっていたのですが、声でアピールしてほしかったですね。
そんな中、1年生は元気でしたよ。プレイの善し悪しではなく、ひたむきにプレイしていましたし、声も聞こえてきました。チームのリーダーをしていたメンバーもいましたね。積極的な姿勢を崩さずに挑戦しましょうね。

3