勝敗が問題ではないですね。その内容が問われるべきです。そのくらいの点差でした。相手がどうであれ、先輩たちがしたことのなかった三桁の点数の可能性がありました。あと一つで届かなかったのは、後半よりも前半のもたつきかもしれません。もたついて理由は、今日のタイトルに象徴されます。
バックスはもっともっとフォワードが供給してくれたボールを大切にしなければなりません。確実に余っている場面で、パスミスでトライに至らなかったシーンがどれほどあるでしょう。猛省してほしいメンバーたちがいます。せっかく空いたスペースを自ら埋めてしまい、結果としてウイングのスペースが消されてしまっていたのです。そのことに対する自覚も少ない気がします。
敢えて厳しくコメントさせていただいています。勝ち負けではなく、どこを目指しているかの問題ですよね。フォワードがスクラムは合格点にしても、モールは押しあぐねていましたね、高さとボールコントロールの問題がありそうです。バックスに関しては、とにかくパスの問題です。タイミング、パスの精度共に、外から見ている者にとっては首をひねる場面が多かったです。完全に余っている場面で、相手との距離をつめてパスをして、トライに持ち込めなかったり、相手に囲まれるまで持ち込んで無理なパスをしてみたり、とにかく傍からは「意図」という文字がパスするプレイヤーにどれほどあったのか聞いてみたくなる場面が多々ありました。
パスの練習をしましょう。そのパスはどの場面で、どのように使うのかが効果的かを意識しなければなりません。ラグビーにかぎりませんが、パスを必要とするスポーツ、たとえばサッカーなどですが、パスはできて当たり前、通って当たり前なのです。その当たり前ができないと試合を壊してしまいます。それは勝敗に影響してきますね。もちろん良いパスもありました。それだけにダメなパスはより目立ちました。その原因を個人としても、チームとしても検証して、次につなげましょう。
それでも前に出て行く試合がどれほど楽しいか、それを理解した一戦だったはずです。こうした試合をしていくために、これからも精進しましょうね。

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