どうしても新聞の見出しは、「早稲田が負けた」となります。ただそのお膳立ては昨年からできていたのでしょう。昨年は後半に逆転を許して、悔しい思いをしましたが、今年はそんなことはありませんでした。
私はレフリーコーチで明治安田生命のグランドにいたため、生で観ることはできなかったのですが、録画を観て筑波の集中力に感服しました。前半を零封して、後半も1トライにおさえ完勝でした。33年ぶりの勝利だそうです。
明治には敗れたものの、早慶撃破は創部以来のようで、残る強豪は帝京だけです。どれだけできるかが楽しみですし、その勝敗が対抗戦の順位争いに大きく影響しそうですね。早稲田はここからライバルとの対戦になりますから、どこまで修正できるか、少し心配です。
この試合を観ていて感じるのはやはり接点を勝たねば、試合の主導権は握れないということです。攻撃でも防御でも筑波が接点を圧倒していました。タックルからターンオーバーのシーンが随所に見られました。防御で圧力がかけられれば、相手は勝手にミスして自滅してくれるのです。やはりラグビーはコンタクトです。体をぶつけて活路を見出すチームでいましょう。

2