今日が年内の最終戦でした。先日の試合結果後のここで書いたとおり、今日の試合は参考試合になりました。こちらはこれまであまり出場機会のなかった1年生を出すことにし、相手は単独チームから連合を加えての対戦となりました。
昨日の練習でもそうでしたが、まだまだ試合経験が不足しているためにどうしても防御では穴ができます。それがとにかく心配でした。結果からすると、その予感は当たったといえます。前後半であわせて2トライを献上することになります。うちが7トライですから、勝敗を左右するものではありませんが、それでも予選リーグを失点なしのうちにしたら、実は大問題です。しかも取られたのが相手のスタンドオフから、というのも気になります。後半は相手ゴール前まで迫りながら、ノックオンのアドバンテージを活かされて90メートルも走られてのトライです。防御の方法がなかったわけではないと思うのですが、どうにも半端な気がします。
今日の試合、勝つには勝ちましたが、チームとしての統一感は感じられませんでした。個が前面に出てしまい、バランスに欠けていました。この試合を教訓にしたいですね。ラグビーの場合、試合はやはり戦術を持って、チームとして戦わねばなりません。個で戦っては自ずと限界があります。そのことをどれだけのメンバーが自覚をしていたのでしょう。というよりも、理解していたのでしょうか。出場しているメンバーでその意識を感じられたのは、ほんの数人です。厳しいようですが、そのことは知っておかねばなりません。限界のあるチームにしたくないのです。そのためにもしっかり戦い方を覚えて、実践せねばなりません。そのための練習を意識すべきでしょう。
今日の試合後に、ネギには話をしました。やはり練習の意識を変えねばなりません。上級生の、特に経験のあるメンバーの要求度がまだ低いのかもしれません。そうしないかぎり底上げははかれないのです。この2戦、決して褒められる試合ではありませんでした。ここでしっかり組み立て直しをしましょう。
準決勝の相手も決まりました。リーグ戦で対戦している相手です。こちらに比べて、相手は調子を上げています。慶應が帝京にやられてしまったように、こちらも油断をすれば二の舞にならないともかぎりません。緊張感を持たねばなりません。そのくらいこの2戦は反省点が多いのです。改善は試合ではなく、練習だと自覚しましょう。課題をしっかり自覚して年明けの練習に臨んでください。
それでも年明けが少し安心して迎えられます。これまでにないことですね。皆さんもよいお年をお迎えください。お世話になりました。来年もよろしくお願い申し上げます。

1