今晩、サムライジャパンは新たな扉を開くことができるのでしょうか。ランキングからしても、これまでの対戦成績を見ても、どうも分が悪いですよね。ところが予選リーグの結果から過度に期待しすぎる向きがありますよね。期待のしすぎは、結果によっては大きな落胆にもつながりかねないので、その点でちょっと心配していたりします。それでも良い流れを持って、決勝トーナメントに向かいますので、結果よりも日本の良いところが出ることを期待しましょう。
さて決勝トーナメントに入っても(予選リーグでも散見していましたが)いわゆる誤審が勝敗を分けたのではないかといわれるシーンがあります。人が判定しているのですから、まったく誤りがないとはいいません。それでも選手たちが懸命にプレイしているのを支えるために、レフリーはレフリーで懸命です。その上でも、なお誤審があります。それをいかに防ぐかはレフリーの努めですが、同時にどうしても誤審を防ぎたいのなら防ぐための措置を講じるのはレフリー本人ではなく、おそらく協会です。ここに来て、やっと本腰を入れて検討に入るようですが、これまでは「誤審もサッカーのうち」とされていた経緯があるようです。
ラグビーもビデオジャッジが導入されています。それはトライに関わる部分に限定されています。グランディングが確認できなかった場合や、ノックオンがなかったかどうかを確認する場合に採用されます。サッカーが導入に二の足を踏んでいる理由と同様に、試合の流れが一時、中断されるのですが、それでも得点に関わる部分だから必要な時間のはずです。
今のようにカメラ技術か発達していなければ、あくまでもレフリーへの敬意で全幅の信頼を置いて任せてもいいでしょう。それがあれだけ何度も再生されて、世界中の非難の目にさらされてしまえば、問題は別です。それでも忘れてほしくないのは、レフリーがいなければ試合は成立しないということです。その意味でレフリーへの敬意を、選手たちは失っていけないのです。

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