もともとは草加との一騎打ちの予定でした。ところが先輩から声が掛かると、NOといえないのがこの世界です。会場をうちへと変更し、気づけば5チームも集まっていました。すべて東部のチームですから、さながら東部大会です。
総当たりのため1時から始めて実に4時間です。しかし東部はレフリーがいっぱいいるので、一人一本くらいで十分に回るのです。あちこち貸し借りをしながら、4本ずつやりました。連合相手以外は、それほどの差にはなりませんでしたが、それでも勝つことができました。苦しんだのは不動岡戦ですね。やっと取ったのに、その後は自分たちのミスであっという間に逆転です。終了間際になんとか取り切って、再逆転でしたが、戦い方をしっかりすればもっと楽になるはずですよね。そのトライにつながるには、ヤタの二つのナイス判断がありました。ハーフの判断が得点に直結する好例となりましたね。
攻撃の精度の悪さをちょっと目をつぶれば、意図としてはおもしろいものがいくつも見られるようになりました。だからこそ精度を上げることを真剣に考える必要が出てきています。防御については危ないシーンもありますし、相変わらず長い笛をもらってリズムを崩す場面もあるのですが、大きく失点でくずれていかないチームでもあります。だからこそ約束事をしっかり作って、攻撃にせよ防御にせよ、とにかくミスをしないチームにしていきたいですね。
目標をどこに置くのか、そういうことも大切になってきました。ベスト8を目指すのであれば、今日の試合で勝てたことだけで満足するわけにはいかないわけです。ノックオン、タックルミス、パントの精度、ラインアウトにスクラムの駆け引き、そうした一つひとつを冷静に分析して、どこからてこ入れをしていくのか、明日からの練習に反映させていきましょう。この春の失点が今日と先日の1トライずつというのはなかなかの成果でもありました。

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