昨日、今日で関東の大学ラグビーの一応の決着が着きました。対抗戦も、リーグ戦も入れ替え戦が終わったからです。いくつかの入れ替えがあったものの、多くは残留でした。系列大学も降格の危機をしのぎ、残留が決まったと先ほど大学のマネージャーから連絡がありました。この大事な入れ替え戦で、タカシは2トライの活躍だったようです。ただ来季は入れ替え戦に回らずに、入れ替え戦なら昇格のための戦いであるといいですね。反対にヨシザワがお世話になっているIBUは降格になってしまったようです。苦しんでいるチームも多そうですね。
昨日、対抗戦の入れ替え戦の記録室にいました。成蹊対明治学院は、明治学院の健闘は見られましたが、やはりまだ力差がありそうです。それでもここ数年で頭角を現し、来季も楽しみなチームです。メンバーも充実しているようです。もう一試合、かつては対抗戦Aグループにいて、私の学生時代には大学選手権にも駒を進めていた青山学院が立教との対戦でした。私の目から見ると、実力はほぼ五分だった気がします。後半がまったくの同スコアであることを見て、そのあたりのことがうかがえます。
ところが強いチームにもまれてきた立教と、勝っては来たけれどももまれてはいない青山学院との差がタイトなゲームの中で見えた気がしました。大事なシーンで選択ミス、特にエリアマネジメントで目立ちました。キックミスが大事なシーンで出るあたりが象徴的でしたね。せっかくタックルをがんばり、フォワード戦で優位に立っているのに、エリアが取れないために自滅のように失点していったのが前半です。後半だけで相手は12もの長い笛をもらっています。それを有効に使えなかったことも悔やまれますね。
勝った立教は、どこで何をするのかという統一感では一歩前にいました。防御面ではもろさも見られます。相手のミスに助けられた面もありますが、それでもそこに乗じて得点できるのですから、力は上だったのです。残留おめでとうございます。
櫻井先生の母校の順天堂は今季からリーグ戦に加入したそうです。実力とは別に一番下のリーグでの参戦でもちろん入れ替え戦まで進んだわけです。ところが入れ替え戦が相手の棄権で自動昇格だったそうです。傍目には喜んでいそうですが、入れ替え戦のあるどのチームもそれが4年生の引退試合にもなるわけです。それが棄権でキャンセルになってしまうのは、ちょっと複雑ですね。

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