今日は部員はお休みでしたが、二人だけ今日も試合でした。俊とお隅です。4地区対抗戦の動きを評価され、オール埼玉1年生チームに呼ばれたのです。迎え撃つのは群馬です。聞くところによると、群馬はここ数年、この時期に1年生チームを組織して、遠征しているようです。昨日も神奈川へ遠征に出かけたとのことでした。この群馬のために埼玉としては初の試みであったわけです。そこに二人の名が並ぶことは名誉ですし、彼らにとっても運の良いことです。
群馬も埼玉もA・Bチームを組織しましたが、群馬は強いAチームに、それに準ずるBチームです。対して埼玉はランダムに編成したA・Bチームです。二人ともBチームでした。今日は30分4本で、群馬はA・A・B・B、埼玉はA・B・A・Bの組み合わせで対戦しました。
これまでのオール埼玉や地区選抜チームを見てきて、今日のチームとの差を知りました。選抜チームはほとんどの場合、2年生や3年生で編成されます。そうすると、技術的なもの以上にコミュニケーションを大切にするのです。寄せ集めチームですから、コミュニケイトしないとボールはつながらないことを知っているのでしょう。対して1年生チームです。まだまだチームとして連携するための共通項を作る努力をしているとは言い難いですね。そのため攻撃にしても、防御にしても細かなほころびが目に付きます。このあたりもラグビーの理解とつながっているのでしょうね。
さてうちの俊とお隅ですが、彼らなりに持ち味を発揮していました。一所懸命が伝わるプレイスタイルではありました。ただ普段と違って、私たち(含・桜井先生)の目が彼らに集中できるので、見逃しがちなところに目がいきます。お隅に関しては、特にですね。タックルでも、密集でもどうしても身体を投げ出してしまうのです。足よりも上半身、つまりは目だけが出て行ってしまっています。正直、見ていて怖い場面もあります。大きなケガにつながる危険があるのです。踏み込んでいけるようになれば、誰にも負けない体格を持っているのですから、しっかりとしたプレイスタイルを身につけましょう。
それに対し俊ですが、予測しながらプレイしていたのですが、せっかく予測して合わせて動いているのに、簡単に倒れてしまうのですよね。あそこを相手に合わせて倒れなければ、確実にターンオーバーできるはずです。あそこまでついて行けるのだからこそ、しっかり立って仕事をしたいですね。それでもスクラムでの姿勢はぐんと良くなりました。あの姿勢であれば、簡単には押されそうにないですね。
二人とも臆することなく、前に出てプレイしていたのが良いですね。ああいうところでの腕試しは、励みになると共に次の目標設定もできそうです。より上を目指しましょう。
うちのスタンドオフが話題になっていました。折れている情報をいち早くつかんでいる先生もいれば、関東予選に彼の存在は驚異だと言う先生もいて、様々でしたが今井も含めて注目されているようです。その意味でも一日も早い復活が待たれますね。

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