今日、またまた雨の中での練習試合となりました。相手はこれまでの試合相手の中でもっとも強い相手となりました。うちの部員が掲げている目標を実現させたいのなら、もちろん勝てないまでも手応えくらいはつかんでおかねばならない相手だとも言えます。雨で会場が変更され、立正大学の人工芝が使えるようになりました。
さて試合ですが、出足は決して悪くはありませんでした。ところがその後がいけません。中盤の我慢比べをどうしても我慢しきれずに、自分たちのミスで相手に流れを持って行かれてしまうのです。バックスはキック合戦を、フォワードはモールの継続、ラックの連取を、それぞれ意図したとおりにやれるまで何度でも何度でも我慢強く継続できる忍耐強さが必要です。そうではなく練習とは違うことをするから、ミスを重ね、そこから受けてしまい、気づけば相手のペースです。
今日の試合で体感したと思うのですが、練習から「流れ」というものを意識する必要がありそうです。今日もゴール前でフォワードがモールを押し込み、崩されてしまってから仕方なくバックスへ展開したり、フォワードのフォローを確認することもなく外へ展開して簡単に倒されて反則につながったり、グランドにいる15人が自分たちの向いている方向を一つにするための練習が必要です。ゲインが切れているのにボールを出すのを待ってしまったり、下がっているのに慌ててボールアウトをしたりと、ラグビーの流れを壊すプレイが実に多く、それ故に苦しんだわけです。
1年生ゲームを見ながら、3年生の何人かには話しましたが、走りどころの違うプレイヤーも多いです。前に出ているときには一気に畳みかける必要があります。それなのに気づけば孤立しているプレイヤーがいるわけです。この場合、孤立したプレイヤーではなく、責められるべきは孤立させてしまった他のプレイヤーたちですよね。と言うことが気づけて、走りきれる選手になりましょう。
さて課題はハッキリしました。今日も最後に話しましたが、この課題を克服する唯一の手段は、謙虚に、ひたむきに自分と、チームと向き合い、行動することです。チーム全員の気持ちを一つにする唯一の方法でもあるかもしれません。

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