1・2年生の勉強合宿が終わりました。工事のために校内での講習が難しいと判断してから、急場をしのぐように思いついて、提案した企画でした。そのため合意が得られずに途中で頓挫することも予想するしたのですが、参加してもらえる先生たちもそろい、生徒たちもこちらの予想内の数字だったため、多少強引ではありましたが実施することにしたのです。
4年前まで高校2年生を対象に、自習を中心としたサマーセミナーがありました。図らずも今回、それに近いものが実現した形になりました。このサマーセミナーを知らない先生たちには、今回の実施に関して懐疑的な声も聞かれました。それでもサマーセミナーを知っている先生たちの協力を得られて、実施に至りました。学年の若手の先生たちも協力してくれました。そして何よりも非常勤講師でありながら、今回の企画を快く引き受けてくれた先生たちがいました。とにかくこういった先生たちの協力に深く深く感謝申し上げる次第です。
今回のこの勉強合宿、生徒を引率するに足るだけの教員が確保できなければ実施しないという前提でスタートしたのです。ですからまずは教員に感謝するわけです。その次にはもちろん参加してくれた生徒と、趣旨に賛同してくれた保護者に感謝です。クラブを優先するために、講習なら参加できたけれども、合宿の形態では難しい生徒もいました。それはクラブをやる者としての責任ですから、仕方のないことです。そんな中、クラブとの調整をつけた上で参加してくれた生徒がいるわけです。
もちろん勉強に燃えているよりも、友だちと寝泊まりできることを楽しみに参加してしまった生徒もいます。モチベーションは決して高くないのですが、来てしまったら、こちらのプログラムで動いてもらうしかありません。それをなんだかんだと言って、やってしまえば一種の達成感が味わえたりするようです。そんなものがアンケートからうかがえます。
しかし叱るよりも呆れて、思わず苦笑してしまったのが、1年生の男子の片付けです。朝食時に、部屋の外に枕カバー、シーツを出しておいて、布団はベッドにしっかりたたんでおくように指示したはずなのに、気付は枕カバー、シーツのみならず敷き布団、掛け布団、枕が指示したとおりにたたんで廊下に並んでいるのです。どこかで話を斜めに聞いていて、どこかの部屋がそうしたところで他がつられて、気づけばすべての部屋から布団が運び出されていました。おかげで部屋はきれいになり、布団を入れ直しましたがね。このあたりが1年生と2年生の、1年の違いなのかもしれませんね。
とにかく無事に戻ってくることができ、明日からいよいよクラブモードです。

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