全国大会はいよいよ大詰めの準決勝でしたが、うちのグランドは明日の順位決定戦に向けて大詰めでした。明日、勝てると春の関東大会県予選の権利が得られます。ここまできましたので、なんとしても取りたい切符です。もちろん勝算は十分にありますが、油断をして勝てる相手ではありません。だって年内のリーグ戦では2点差とはいえ負けた相手です。それが私の想定内だとしても、油断は禁物なのです。
そんな中、今日は心強いメンバーが集いました。今年卒業したメンバーから、上はもう26歳にもなる卒業生まで、しっかり1チーム分です。明日の決戦に向けて手伝いに来てくれました。スクラムも組みます。タックルの相手もしてくれます。最後には紅白戦です。試合形式ですから張り切っているのは卒業生、青くなっているのは現役生といういつもの図ですが、試合を明日に控え気持ちを高めていくには絶好の機会です。最初こそ受けてしまって、ずいぶんとやりこめられていましたが、徐々に気持ちもほぐれてきたのか、積極的に前に出るシーンが見られました。前回、もろさを露呈したキックオフの修正もほぼでき、準備は万端です。
あのOBに比べたら、明日の相手は軽く、優しく感じるはずです。明日、私はチームに一切の注文をつけません。ここまでやってきたことの集大成として、自分たちのやりたいことを自信を持ってやってきていいのです。これまでいくつかのプレイ選択を封印してきました。それも明日の試合のためでした。ですから明日は遠慮をせずに、一人一人が前に出ましょう。年末の試合のように、粘り強くタックルを繰り返し、チャンスには大胆に攻める、うちらしいラグビーを見せてください。
暮れから伸ばしているヒゲを、明日の勝利で気持ちよく剃らせてくださいね。スッキリした顔で新学期を迎えたいもので…

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