お正月には注目のスポーツが目白押しですね。高校ラグビーは準々決勝が行われベスト4が出そろいました。高校サッカーはベスト8がきまり、なんと都立三鷹高校が残っています。この三鷹高校、依田先生の母校なのですよ。きっと喜んでいるだろうな。開幕試合も見に行こうかなって話していました。アメリカンフットボールは社会人と大学のそれぞれ一番が、日本一を賭けて戦い、社会人に軍配が上がったようです。そして正月の名物スポーツと言えば、もう一つ箱根駅伝がありますね。日本人はどうして駅伝やマラソンが好きなのでしょうね。それは走るのが、ではなくて見るのが、です。私も長距離は苦手です。客観的にはどうしてそんなに派手な動きがあるわけではないマラソンや駅伝を飽きもせずに見ているのだろうと考えもするのですが、見始めるとついつい見続けてしまうものですね。と言っても今回はそれほどじっと見ていたわけではないのですが…
今年の箱根は何だったのでしょう…例年になくシード権を持っていた学校のシード落ちが目立った気がします。往路の順天堂、復路の東海大のように残りわずかなところで無念の棄権です。陸上競技の多くは、自分の記録を追い求める個人スポーツです。故に傍からはひどくストイックに映ります。ところがこの中にあってリレーと駅伝だけは異なります。リレーのバトン、駅伝のたすきは、個ではなくチームとしての意識を象徴します。このたすきがつなげないという無念ははかりしれませんね。チームとして動いていただけに、チームとして機能しなくなるともろいものです。他の誰も手を貸せないチームスポーツですから、難しいですね。だからこそ責任感が問われるのでしょう。
チームスポーツにおいてこの責任感が不可欠です。個を点や面にして、組織としていくためにはチームに対して、個が責任を果たそうとする意識が大切です。ラグビーの「One for all,All for one」の精神もここにありますよね。その中でもラグビーにおけるフォワードの、特に一列は究極の自己犠牲のポジションですよね。彼らが必死になって獲得したボールをバックスは必ずやフィニッシュまで持って行くことで、互いの責任が果たされると考えるべきですね。スポーツはこの責任感を養うのに、一番かもしれませんね。今度の日曜日、この責任感が試される一戦となるでしょう。

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