昨日と打って変わって、穏やかな一日でしたね。ラグビーをするには暑すぎた感もあります。1時から新チームとしての初めての公式戦です。私はその前の試合の主審が入っていたため、自チームの練習も、相手チームのオプションも確認できなかったのですが、とにかく二人借りてでも試合に間に合っただけでも今回は十分かもしれません。リーグの上位2チームに入ると、県大会を賭けたトーナメントにコマを進めますが、今回の狙いは正直に言えば、そこではなく春の県大会の最後の切符を手に入れることです。地区で5枚しか切符がありませんので、上位トーナメントに残れば自動的に春の切符は手にできるのですが、下位トーナメントの場合にはそこで2つ勝たなければ取れないわけです。これをどのように手にするか、相手との力関係の中で駆け引きが始まっています。
今日の試合、うまく戦えばトライ数が3対1か、3対2だったのではないでしょうか。経験不足が露呈して、そこにさらに3つのトライを重ねられました。前半のスクラムサイドからのトライ、後半の相手の蹴ったボールの処理ミスで2つ、この失点をどうしたら防げるのか、それを考えてほしいですね。
セットプレイから、オーソドックスに攻めてくれている場合には、相手の得意なモールだって押し切られることなく、何とかしのいでいたのです。ところが自分たちの持っていないオプションで仕掛けられると、相手に合わせてしまい、その逆をつかれて失点につながってしまう場面がありましたね。このあたり、経験を積むことで徐々に快勝されていくことを期待しています。それができると、うちはまだまだ伸びしろの大きなチームですよ。
もう一つだけ注文です。防御です。よく止めてはいましたが、相手のミスを誘うほどの迫力はありませんでした。迫力とは、キッチリと踏み込んで、相手の腹に入っていくタックルを見舞わないといけません。それを繰り返すことで、相手には無言のプレッシャーを与え、パスミス、キャッチミスが起こるわけです。それは今日のラインアウトがよく物語っていましたね。レオの執拗なまでのジャンプに相手が自滅してくれていたではないですか。こちらが淡泊に防御をすれば、相手を勢いづかせます。外されてもいいから、しっかり踏み込んだタックルで、相手にプレッシャーをかけられるようになりましょう。そこに新たな勝機が生まれるはずです。迫力のあるプレイを期待しています。

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