今日は午後から日本大学の説明会に参加してきました。既に5月下旬から各大学の説明会が始まっています。私の机には連日のように封書で「説明会案内在中」と朱書きされたものが届きます。もちろんこれにすべて応じるわけにはいきませんから、多くは欠席で返信はがきまたはファックスで応えることになります。
では参加・不参加をどのような基準で決めるのかと言えば、基本的には本校生徒が志望校とする大学、指定校推薦をもらっている上に毎年、希望者が出る大学となります。今回の日本大学の場合、受験人数も合格人数も多いのですが、今は決して志望校とは言えません。志望校というのは、受験生の実力+αで届くようなものを意味します。受験生の実力通りのものを、私たちは実力相応校と呼び、日本大学はその領域にあると言えそうです。それでも法学部にはここ2年間、指定校で生徒を送っていますし、生産工などからも指定校をもらっています。さらに短期大学の建築関係の学科に、場合によっては3月になってから指定校推薦という形式で引き受けてもらおうと依頼をしていたのです。最終的にはこれを使うことはなかったのですが、こういう関係性の深い大学には挨拶かたがた出向くことにしています。
ここのところ大学へ出向くと、何かしらサービスを受けることになります。いわゆる大学グッズです。これが各大学、それなりにアピールとして趣向を凝らしています。大学名入りシャーペンやボールペンなどは序の口で、蛍光マーカーのセットだったり、高級ペンだったりします。大学のデザインの図書カードなどもあります。こういうものは文具品は進路指導室で使っています。図書カードは生徒に頼み事をしたときのちょっとしたお礼に使います。今日は何であったかというと、これは進路指導室でも、生徒へのお礼にもそぐわないものでした。何かといえば、生物資源学部で作ったという自家製のハムをいただいたのです。さすがにこれは生ものなので、私のお腹の中に入ってしまいますね。
今週は金曜日に獨協医科大学、土曜日に明治大学へ出かけてきます。来週はこの春に開学したばかりの東京未来大学の視察を兼ねて、説明会に参加する予定です。こんな具合にあちこちに出歩いているため、どうしても事務仕事が滞りがちで、我ながら自分の首を絞めていることはよく分かっているのですが、私の立場上、どうしても欠かせない仕事であると同時に、ここで得た情報がそのまま在校生へ活きることを考えると、何とか時間をやりくりするしかないのですね。来月末まで週に最低でも一回、多い週には半分以上、こんな風に出かけることになります。なので生徒が私をなかなかつかまえられずに、かわいそうなことをしています。それでも生徒がそれを基本的には理解してくれているので、救われています。

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