昨日、書いたとおりに今日から部室を正式に閉鎖し、当分の間、クラブも自粛することにしました。ただ多くの部員は今回の件に関わってはいないので、何人かでグループを作り、中学生の面倒を見るという大義名分をたて、少しばかり体を動かす機会を残してあります。さらに春日部の先生とこれから相談し、春日部高校に連れて行き、練習に混ぜてもらうことも検討しています。完全に取り上げてしまうのも忍びないのです。ただ今回の一件が、結果として大事になっていることを考え合わせると、何も無かったかのようにクラブを続けているわけにもいかない事情はご理解ください。
処分申し渡し後、多くの部員と保護者と話をしました。みな、一様に私にはひどく申し訳なさそうでした。私には一切、何の迷惑もかかっていないことを知っておいてください。もちろん校長を初めとして、多くの先生からクラブの方でも指導をしてほしいという要請はありましたが、私が責められることはありません。これまでもこれに類することを数多く経験していますので、桜井先生ほどは凹んでもおらず、こういう機会にみんなを一つにしてしまおうくらいにしか考えていません。私がここの出身である以上、たいていのことは驚かないのです。私だって決して優等生ではなかったですし、私の仲間もしかりです。ただことが明るみに出たことと、そこにお金が絡んでいたことについては、反省をし、それを次の学校生活で挽回してほしいと願うばかりです。
かつて我が家のマンションの入り口に土下座をした部員もいました。彼らが恐れたのは、自分たちのしたことで処分されることよりも、私の信頼が損なわれることでした。そういう思いがあるうちは、いくらでも良くなれるのです。その意味で、今日、とても嬉しかったのです。うちの部室を使ったことで、クラブが自粛に追い込まれたことに責任を感じた、うちの部員ではない3年生がきちんと頭を下げに来たことです。そういう思いと行動ができるうちは、私はこの学校で、そしてこのクラブで、どんなに手がかかってもやっていけるのです。
雨降って地固まるってね。雨のち晴れにしていきましょう。

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