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2005/7/7
「星に願いを」
この表題で何を想像するでしょう。中には音が頭の中で鳴った人もいるでしょうね。同名の曲がありますからね。でも日付を見てください。そうです、今日は七夕なのです。笹の葉に願い事の短冊を下げた経験はありますか。まさに星に願いを込めるわけです。
七夕伝説についての大筋はご存じでしょうか。結論だけを言えば、天の川を挟んで離ればなれにされてしまった彦星と織り姫が、一年に一度、この七夕の日にだけ会うことが叶うというわけです。そこからきっと一年に一度、星に願いを込めるとそれが叶うと言うことになるのかもしれませんね。それでも私は小さい頃に聞いたのです、それも天気が良ければの話で、今日のように曇り空で星空が見られなければ、その年のデートもなくなってしまうと。よく考えれば、雲の上は晴れているわけですから、そんなことはないのでしょうが、それでも何となく信じてもいましたね。それほどまでに貴重なデートだからこそ、便乗した私たちの願い事も叶うんじゃないかって考えていましたから。
七夕で思い出すのは、今回の試験範囲でもあった『伊勢物語』の八十二段で使われていたことです。主人公である業平が、いとこで仲良しの惟喬親王と狩りに出かけて、天の河という場所に着いたところで詠んだ歌があるのです。もちろんこの場合の天の河は地名ですが、これを天上にあるといわれる天の川に掛けて歌うわけです。
狩り暮らしたなばたつめに宿借らむ天の河原に我は来にけり
一日、狩りをして疲れたから、織り姫に宿を借りよう、天の川に私は来たのだから、という歌意ですね。要するに今日はこのあたりで泊まっていこうよという意味を、地名にちなんでこんな風に歌ったわけです。これに対して、そこにいた紀有常が、次のような返歌をするのです。
一年にひとたび来ます君待てば宿かす人もあらじとぞ思ふ
一年に一度やってくる、愛しいあの人を待っているのだから、宿を貸してくれる人はいないと思うよ、という意味です。業平の時代から七夕の話は既に日本人の生活に根付いていたことを裏付けるお話ですね。
こういう一見、他愛もない伝説のたぐいを、二十一世紀の科学の世の中は信じなくなりつつありますが、こういうものが時代を共有する感覚に一役買っていることも忘れたくないですね。七夕伝説を初めとして、星にまつわる様々な神話だって同様です。物としての星を組み合わせて、そこにストーリーまで加えていくなんて、きっと星でなければ、夜空でなければしなかったことです。月の表面にウサギを見たり、月からかぐや姫を地上に降ろしてみたり、夜空の神秘とでも言うべきものが確かに存在するようです。
宇宙はまだまだ広がり続けていると科学者たちは言います。宇宙が拡大をやめないのであれば、私たちだってまだまだ拡大をやめるわけにはいきませんね。星に願いをかけながら、それは私たちの努力で確実に手にすべき願いであるべきです。私たちの世界はまだまだ広がり続けます。私の世界とは、私の外側にあるのではなく、私の内側にあります。この内なる世界を広げることで、やがて宇宙とつながっていくことでしょう。そういう拡大を続けるべきなのです。今年はどんな願いを、この曇り空の向こうに広がる天の川の二人に向けてするのでしょう。私はシンプルにあなたの健やかな成長を願っています。特にこころの成長を願うばかりです。
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投稿者: 担任
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