2010/12/6 | 投稿者: きちゅー

今日は、最近読んで「いいな」と思った本を紹介したいと思います。

  「うつと気分障害」 岡田尊司 幻冬舎新書
          

まぁ題名は平凡ちゃ〜平凡なんですけど、
「うつ病」と思われてきた人の約半分が「躁うつ病」という事実がある
という一文を読んでお買い上げ〜。

だって、「うつ(気分の落ち込み)」っていう一言だけで済まないような「うつ病患者」さんてたくさんいるよーな気がするもの〜。

↓思い当たるものがあったら、ぜひ読んでね〜。(帯より)

・朝は起きられず、仕事(学校)は休むのに、夜や休みの日は元気になる。
・不倫、浪費、借金、カード破産、離婚、失職など、人生の浮き沈みが激しい。
・夏場は元気なのに、秋〜冬は元気がなくなる。
・超人的パワーで仕事をこなすが、時々気が抜けたように寝込んでしまう。
・いつも気分や体調が悪く、不満や愚痴ばかり言っている。
・人に合うのを避け、過食で寝てばかりいるので太った。

「うつ」というのは「気分障害」の主な症状であるという。
現在、うつの強さと出方によって単極性・双極性(躁うつ)に分かれ、またそれぞれ細かい枝分かれをして病名がつけられている。
つまり、その病名の違いは症状の違いによるものである。

…というところが、ある意味新鮮。
それまで、遺伝、外からのストレス、性格的なもの…というような「病因」で病名を分けて説明してる本も少なからずあったから。(「内因性」「心因性」…等々。なんか昔の保健の授業で習った気もするぞ…。)
しかし、あらゆる「気分障害」は複数の要因(病因)で発症することがほとんどということが分かってきたので、今はこの分類方法は使わないんだそうな。

しかし、「症状」と「病因」が分かって初めて正確な病名というものは付けられ、治療方法を確立していくのが医学界だそうで、そう考えると気分障害はまだまだ研究途上。
いや〜、いろいろ研究が進んでいい治療法ができるといいですなぁ。

それと各個人の遺伝やストレスだけではなく、現代社会の問題や現代のライフスタイルにも気分障害が増えている原因である、という。
こういった意見は最近よく聞くが、まだまだ薬物療法中心である日本の精神科医がここまではっきり書いてる本というのは実は少ないように思う。

ごくたまに「ナニコレ小説風?」と思われる文章が出てくるのだが、
実はこの著者、小説家として別ペンネームで活躍してるらしい。
ああ、ナルホド納得…。

ちょっと医学的なところ(セロトニンとかシナプスとかトランスポーターがうんたらかんたらとか)は文系人間にとってはコムズカシイ感じでしたが、
「気分障害」の最先端を全体的に理解するにはいい本ではないでしょうか。


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