蛇腹折りで紙はどれだけ縮むかの実際版です。

まず紙を切り抜く。

折り返す部分を決めていく。

蛇腹折りに折っていく。

蛇腹折りが終わったら紙を縦軸に沿って二つに折る。こうすることによって蛇腹折りが固定される。
蛇腹折りによって紙が縮む長さは2×(b1+b2+b3+b4+・・・・+bn)
n
=2Σbj
J=1
です*。
折り返しの回数をnとし、折り返しの長さbnを仮に一定として
bmmとした場合、紙が縮む長さは2×b×nとなります。
*30年ぶりに勉強して書きました。シグマと読むのです(今調べて知りなおしましたけど)。
この作品に当てはめて計算すると、蛇腹折りの回数は20回、一回の折り返しの長さを3.5mmとすると、縮む長さは2×3.5mm×20回=140mmほど。使う紙の長さがA4で297mm、よって完成時の長さは297mm140mm=157mmということになります。
実際には蛇腹折りの回数も、折り返しの長さもその場で臨機応変に変わりますからこの計算式がそのまま通用するわけではありません。でもこの計算式の結論を感覚的にわかっていることはとても大事です。
蛇腹折りをすると予想?以上に紙が縮む、だから最初から大きな紙を使うか、蛇腹折りの回数を制限するか、折り返しの長さを身近くしないと縮みすぎて寸詰まりの作品になってしまいます。上の作品の場合、折り返しの長さを極端に短くして寸詰まりを防ぎましたが、折り返しの長さを短くすると後で首を曲げたりする時に自由が利かなくなります。
ですから
蛇腹折りをするときは大きな紙を使うこと、あるいは完成作が小さなものになることを覚悟すること、この二つが大事です。
私のようなごまかしはあまりしないこと、ごまかしきれない場合が必ずきますから。

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