切り折り紙マニア日記

（川合工房）紙を切って折って作るから切り折り紙。一枚紙で糊使わずに「簡単、不思議、受ける」を追求するアートにしてパズルゲーム。あなたもやってみませんか。

切り折り紙を思いついて20年。みんなに見てもらおうと作ったのがＨＰ「切り折り紙の館」。見てもらうだけではつまらない、仲間を増やそうと技術公開を始めたのが当ブログ。簡単に作れるものから順に紹介していますので、分からなくなったら昔の記事から読んでみてください。　このほか一般人向けにブログ「切り折り紙な日々」始めました。こっちもよろしく。

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2010/1/20

「肩の後ろの下げ折り」　　上げ折り・下げ折り

　技法の解説をするだけなら私の作品でもいいのだが、やはり読む人が憧れるような作品で解説はしたいもの、そういうわけでまたもなべさんの作品に登場いただく。
　この作品の見どころの一つはアメリカバイソン特有のいかり肩(バッファロー肩とも言う)である。肩の後ろに頂点が来て、頭も尻もそれより低い位置に来る。これを可能にしているのが肩の後ろに入れた下げ折りである。
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　技法解説用に水牛を作ってみる。
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　この水牛を下から見たところ。下げ折りである。
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　展開図。赤が山折り線で、青が谷折り線。肩の後ろに下げ折りが入っている。技法名としては「肩の後ろの下げ折り」というそのまんまな符丁をつけておく。
　ちなみに尻尾のところにも下げ折りが入っているし、頭部も実は下げ折りの変形である。
　上げ折り、下げ折り、初心者にも使える一方で、使い手次第ではここまで深化する。面白いものである。

投稿者: kawai

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