メビウスさんの「バセットハウンド」(2009/01/15)。
彼の折り方(といっても発展途上の彼のことまた変わるかもしれませんが)には特徴があって、折り目を単純化せずに指の向くまま、感性のおもむくまま、紙の命ずるままに紙を折り上げて立体化していく。こういう紙と対話する能力は半ば天性、余人の及ぶところではありません。
彼自身は「折り方はほとんど気分しだいでクシャクシャと折っています」とブログの中に書いている。その言葉よりいただいて、「クシャクシャ折り」と命名。技法というか、技の精神というか、紙に対する反射神経というか、とにかく奥の深い世界です。
この技法の素晴らしさ、これは作品を見ていただけば私が書くまでもないでしょう。
そこで欠点を列挙しておきますと、
1.折りがしっかりしないため強度的に弱い。
対策@ペーパークラフト用のニスを塗るかスプレーして強度を上げる。
対策Aケースに入れる(私は百円ショップのケースを愛用してます)。
2.たためないので保管場所を取る。
対策 保管場所を作る。人にあげる。売る。
3.人に教えることがむずかしい
対策 考えつきません。
この技法は紙から教わるもので、人から学べるものではないと思います。
この技法に限りませんが、人からはヒントをもらって紙に教えを乞う、これが切り折り紙の王道、、、。

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