
横を向いた動物を作って上を向かせるか、下を向かせるかは紙を切り抜いた後でも変更が可能である。まずは左図の如く首の線と背骨の線だけ決定して紙を切り抜く。そこで首の線、背骨の線だけをつまんで折り筋をつけるとあいまいな形だが何とか牛が出来上がる。

(上図のように)そこから上を向いた牛を作るには、幾何学的には上の図のように(中3レベルの数学だよな)折り線を加えて折り上げる。慣れてくると上向け、上向けと念じるだけで上を向きだす。

(上手のように)同じように下を向いた牛を作るには、幾何学的ルールに沿って角度を決めて折り上げる。慣れてしまえば下向け、下向けだけで下を向く。
牛を例に使ってはいるが、馬だってドラゴンだってなんだってかまわない。
横を向いて下を向いた動物は安らぎを、横を向いて上を見上げる動物は緊迫感を表現する、と私は考えている。この理屈を書くと長くなるだろうから、いつか機会があったら書くことに決めておく。

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