切り折り紙に切り絵を組み込むことにより、作品は厚みと高級感を増す。実際それだけの手間がかかるわけであるが、効果もまたそれに見合ったものが得られる。

テーマは釈迦三尊像、後ろの透かし彫り風の化粧切りは菩提樹。

テーマは月の兎、後ろの化粧切りは月に生えるのは桂の木。月桂樹は地中海原産の植物名、月の桂は中国の伝説、両者の関係のほどは不明である。
私の作品にこのタイプの作例が少ないのは、面倒だから、作ってももったいなくて人にあげられないから、切り折り紙の本道たる立体造形ではないから、くたびれるから、などが理由である。実に情けない理由である。
PS 本記事は技法名を変えたため11/12に訂正されました。

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