
私にとっての切り折り紙の基本は折った状態から切り出す左右対称型である。片面重視型は作る分には初心者向だが、設計となると上級者向きである。
左右対称に切るにはまず紙を二つに折ること、このとき背骨に相当する折り目を水平に持ってくるか、斜めにするか、縦に持ってくるかで分類することも可能です。
左のワン公が水平に持ってきたもの、(川合工房版)切り折り紙のもっとも基本といえる形です。後ろは切る前の紙のイメージ。
真ん中のお狐さまは背骨を斜めに持ってきた例。座っている哺乳類を作るときなどに適します。
右の狸は折り目を縦に持ってきた例。この例で背骨ではなく腹に折り目が来ている山腹(やまはら)系。腹鼓(はらづつみ)を使った技法は片側だけのバンザイおろし(分からない人は07/07/08-09を参照のこと)。なれれば複数の技法を同時に使うなど造作もないこと、でもその慣れを作るのに苦労する。
PS 折り目を縦に持ってきた場合、前から見たところを意識するなら山腹系、後ろから見たところを重視するなら山背系を使います。同じことは水平に持ってきた場合、斜めに持ってきた場合にも当てはまりますが、水平型を下から見るには天井から吊るさなくてはなりません.

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