落書野帳

11月1日（火）から13日（日）まで（月曜休）東京・高円寺の「ギャラリーたまごの工房」で開かれる「もぞもぞ 虫・蟲 展」に、ギリギリのカツカツで商品を発送。毎度の事ながらおねいさんにはご迷惑をおかけしてばかりで申し訳ない。催促メールがちょっと快感になっている自分も居たりして、いけませんねこれは。

さて、今日送ったものはフォトフレーム入りのミニイラスト数点。


ナントカデラックスみたいなオオミズアオとか、



ニャーと鳴くヒメジャノメの幼虫とか（←鳴かないよ）、



コブを大胆にフレームアウトさせたシロコブゾウムシとか、



だって女の子だもん的なコガネグモなどなど、

100均のフレームやもともとあった構図を利用したりしているので、非常にお求めやすい価格で大放出。

コルク絵とかポストカードの追加も予定しています。あくまで予定。

虫のデフォルメは表情が他の生き物と違うこともあってなかなか手強いけど、楽しくて刺激的な作業。ありふれた日常の周りに暮らす彼らを、できるだけ可愛くおめかしさせてあげたいと思っている。


他の作家さん達も楽しい作品多数なので、よろしければ是非。
http://tamagonokobo.com/index.shtml

先日、連れ合いが講師を務める子ども向けの観察会にくっついていき、非常に陰謀めいた成り行きによってチビッコ達の前で絵を描く機会があった。

最初はキノコのスケッチの見本ということで尖らせた鉛筆で線画と点描をコリコリやっていたのだが、余白に戯れでデフォルメ動物を描いてみたら子どもたちに人気を博し、結局リクエスト大会になってしまう。

昆虫や猛禽から、「恐竜描ける？」「何がいい？」「じゃあ、テリジノサウルス」という手強い要望まで、次々と即興で殴り描いていった。
意外と多かったのが、イワナのリクエスト。

サケ科の魚は好きなのでいつもの目つきの悪い奴を描いてみると、これが大好評。
子どもたちにも僕の決め球のひとつである「目つきの悪さ」が受け入れてもらえたのはとても嬉しい。



これは落書きにペンを入れて着色したもの。

パンダとかゾウとかライオンとか、ポピュラーな生き物のリクエストが無いのは逆に助かった（笑）。いや、描けるけどね。描けるんだよ！（←必死）。

メディアファクトリー新書「身につまされる生物学」のシリーズ第2弾、『恋するオスが進化する』が完成。

オスとメスの間に起こる「性的対立」を、刺激的なエピソードを交えて最新の知見とともにわかりやすく解説する、ちょっと下世話ですごく面白い進化の話。

非常に分かりやすい文章で、生き物に馴染みのない人もワクワクしながら読めるのでは。

いずもりは挿絵と扉絵を担当。カバーイラストは違う方です。

今回の扉絵はカマキリが主役。カマキリのオスというとメスに蹂躙されるイメージしかないのだけれど、色々と頑張って頂いた。

僕としては第5章の扉絵「カマキリ的リア充爆発しろ」がお気に入り。是非ご一読を。



アリさんともども、どうぞよろしく。